清水トンネルは、何十年も前から
地元では心霊スポットとして有名でした。
2,000年以降に改装され、ピカピカになったので、
当時を知らない世代には、ここのどこが?
といった感じでしょう。
トンネルが古かった頃、
『トンネルの真ん中で車を停めると、それが現れる』など、
様々な噂が囁かれました。
ピーク時 当時の清水トンネルは、
トンネル内に電灯がなく、内壁はイビツでした。
ピチャピチャと水滴の音もするなど、
車で通るのも敬遠されました。
トンネルの付近で首切りがあったから
という言い伝えもあるからです。
ある日、悪ふざけで数人のバイク暴走族がトンネルを通過し、
震えながら、知人宅に逃げ込みました。
清水トンネルを、どの様に悪ふざけしながら通過したかは知りませんが、
トンネル通過後、行けども行けども同じ道に戻ったというのです。
しかしそこは、ぐるぐる回る道などありません。
ましてや同じ場所に戻ってしまう様な道ではありませんから、
ちんぷんかんぷんです。
暴走族は、抜け出せないまま再びトンネルに辿りついた時、
「サイドミラーに上半身だけの白い幽霊が!」
「追いかけて来たー。」
と、口々に話して聞かせるのです。
この話に関わる詳細は申し上げられませんが、
実際の話です。
湿気と暗いトンネルは、余りの恐ろしさから、
近年、赤々と照らされるようにはなりましたが、
そうなる直前まで、サイドミラーに映る白い幽霊の話しは、
絶えませんでした。
美しく様変わりしたとはいえ、ここを通過する時は、
迷わず一気に通過してもらいたいです。
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