私が高校生だった頃、クラスの仲良しの男子が
心霊スポットに行ってきたと言って写メを見せてくれました。

戦争時代に軍人さんの病院だった場所が今でも残っているらしく、
軍人病院と呼んでいました。

写メは、コンクリの壁に
なんとなく白い顔のようなものが浮いているように見えました。

面白そうだね、ということで仲良しメンバーの男女五人で
その日の夜中に遊びに行くことになりました。

写メを見せてくれた男子も一緒に行く事になり、
その子は一番後ろから皆の写メを撮る係でした。

京都八幡の山奥で、初めは階段があったのに途中からは
草や木で前が見えないような所を掻き分けて登って行きました。

すると、コンクリで出来た小さい建物のようなものが見えたのですが、
ボロボロでとても病院には見えませんでした。

水道とお風呂場のようなものがあったのを覚えています。
写メをいっぱい撮ってもらって、何も心霊現象は起こりませんでした。

そして、帰ろうという事になり下っている時に写メを撮っている子が、
うわっと声をあげました。

何?と聞いてもなにも言ってくれず、皆怖くなって走って山を下りました。

そして皆それぞれの家に帰りました。

家に着いたのは夜中の3時で、
私はあのうわっという言葉が忘れれず眠れませんでした。

すると写メを撮っていた男子から電話があって、
あの時私の腕が消えている写メが撮れたと言われたのです。

次の日見せてもらうと、左腕が半分消えていました。

何年も経った今でも腕はなんの怪我をする事もなく健全ですが、
あの時は怖くて怖くて仕方なかったです。

その後噂で聞いた話では、軍人病院に遊びに行った子が
その後すぐに亡くなったそうで今は入れなくなっているそうです。

噂なので、今でも入れるのかもしれませんが、
私はあのような恐怖体験は二度としたくないので、近づくことは絶対にしません。

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