高校生の頃、肝試しというよりあの建物はなんだ、
との思いから夜中に酒田短期大学
敷地に入ることになりました。

正面には幅が20mほど、15段ほどの階段があり、
建物の入り口があり、中は閑散としていました。

建物に沿って歩くと横には屋上に繋がる螺旋階段がありました。
少し頼りない、風化した階段でしたが、とりあえず登ることに。

各階に扉はありましたが、もちろん開くことはなく、
最上階に着き、柵はありましたが簡単に越えられる高さでした。

柵を越えると屋上が広がっており、そこからは市街地が一望でき、
きれいな夜景を見ることができました。

当時高校生だった私たちは特に夜景に感動するわけもなく、
少ししてすぐにまた螺旋階段から降りることにしました。

その途中、時折なんだか寒い感じがしました。

すると友達の1人が駆け足で階段を降り始めましたが、
一旦降りてから話を聞こうと思い、気にせずにいました。

敷地の入り口に戻り、とりあえずその場を離れることに。

あとからその友達に話を聞くと、
足を何かに引っ張られているような感覚
足に重さを感じたのだそうです。

その後行くことはありませんでしたが、
その話を別の友達に話すと、
酒田短期大学もともと病院だったところで、
裏には隔離病棟などもあったとの話でした。

なんとなく友達が体験した
足を引っ張られる感覚を感じた理由がわかりました。

別の話ではレンタルビデオ屋さんにあった
心霊系ビデオにそこの螺旋階段の映像があるとか。

実は有名な心霊スポットだったようでした。

一緒に行った友達も特に影響もないので良かったのですが、
面白半分で行っていたら何か起こっていたのかもしれません。