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私が玉名郡玉東町の吉次峠吉次公園)に訪れたのは、
私がまだ学生のころのことでした。

そのときの私は、実写映画化された、
幕末後の明治時代という設定の漫画にハマっていて、
それがきっかけで知り合った人たちにさそわれて、
西南戦争に関係する場所として吉次峠を訪れたのです。

漫画に関係が深いのは京都なのですが、
私いがいの人たちはもう何度も京都に行っていたので、
私が誘われたのは変わり種の旅行でした。

話がそれましたが、西南戦争最後の激戦地・田原坂から南、
県道113号線から山に入った場所にあるのが吉次峠です。

当時最新鋭の大砲が運搬できたのが田原坂で、
吉次峠は地獄峠と呼ぶほどの激戦が繰り広げられた場所で、
物量で劣る薩摩軍の中には、少年の姿もあったそうです。

今では、あたりには果物が植えられ、果樹園やいちご園として楽しめ、
私たちも直販場に立ち寄って、季節の果物を使った
ソフトクリームを食べることにしたのです。

でも、おいしかったのは最初の数口だけで、
急に味が感じられなくなってしまいました

そんなバカなと思って、ソフトクリームを口に入れても、
冷たいクリームやフルーツのソースにも味はなく。

コーンをかじっても、
砂のような気持ち悪さしか感じられません。

熱はなかったのですが、
峠を歩いていたこともあって、
疲れているのだろうと。

その日は予定を変更して、
予約していた宿で休むことになりました。

多くの命が失われ、
薩摩・官軍どちらの幽霊も目撃されている吉次峠

そこで不思議な事が起きたこと、
旅行に誘ってくれた人たちは盛り上がっているように見えました。

旅行の予定を変更させてしまったのに、
宿について少したったら味が戻ってきて、
私が申し訳なさに落ち込んでいたのもありますが、
念のためと次の日の予定も変更して、
神社にお参りをすることになりました。

これまで何事もなく過ごせていますが、
ソフトクリームを口に入れたときの、
重量感のある空気を舌でかき混ぜているような感触は、
これからも忘れられないと思います。

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