友人が知り合いから聞いたのは、
鹿嶋市の南西にある蟻尾山の森の奥で、
枝が切り取られた木をみたという話でした。

蟻尾山には有明海を見ることのできる、
ながめいい場所で、野球場や陸上競技場、
遊具の設置された花見広場や、
グラウンドゴルフもできる広い公園があります。

公園を奥に進むと、山頂に続く森があり。
枝の切り取られた木は、その森の奥にありました

枝の切り取られたあとをみると、
その枝は手首より太く、
それだけ太いのですから、
風で折れそうにはありません。

枝があったのは、手の届かない高さで、
人や獣がぶつかったわけでもなさそうです。

実はこの蟻尾山は、森の中で自殺した人が何人もいて
この切り取られた枝も、自殺をした人を降ろすために枝を切ったあとだと、
そう知り合いは信じていました。

この話を聞いたとき、
心あたりのあった友人は、
体が冷えるのを感じたそうです。

友人が蟻尾山にある野球場を使用したときの話です。

試合も終わり荷物をまとめて駐車場に歩いていると、
忘れ物をしたことに気がついた友人は、
仲間に駐車場で待っていてくれと伝えて、
一人で忘れ物を取りに戻りました。

忘れ物を回収して仲間の待つ駐車場に急いで戻ろうとすると、
扉のない入口に人の姿が見えた気がしたのですが、
その場に人がいなかったことを友人は特に気にしていませんでした。

知り合いから蟻尾山で自殺が多いことや、
自殺のあとらしき切り取られた枝の話を聞いて、
ひょっとしたらあの時に見たのは。。。

そんな風に思ってしまうと、
今更ながらに落ち着かなくなってしまったそうです。

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