〒920-0005 石川県金沢市高柳町ニ63-1
兼六園で検索すると、
季節ごとに装いを変える庭園を写した風景の中に、
二本脚に支えられた灯籠の姿があります。
この写真が取られたのが兼六園だと一目でわかる、
珍しいかたちのこの灯籠は、
楽器の琴に使われている部品に似ていることから、
琴柱灯籠(ことじとうろう)と呼ばれています。
兼六園の印象が強い琴柱灯篭ですが、
実は琴柱灯篭が見られる場所が兼六園以外にもあります。
それがJR金沢駅の東にある、
県道200号線の乙丸陸橋です。
乙丸陸橋はJ線路をこえる陸橋で、
橋の北側入口にある装飾が、
兼六園にある琴柱灯篭の形をしています。
車道のほかに人が通る歩道があるのですが、
電車が停まっている場所のすぐ近くということで、
電車ファンが撮影をしていることもある場所です。
Aくんが電車ファンの友人に連れられて乙丸陸橋に行くと、
この琴柱灯篭があることを知り、
珍しい形だと思ったAくんは、
写真を撮ろうとカメラを構えました。
カシャとシャッター音を鳴らした後に気がついたのですが、
陸橋を歩いているときからAくんたちの後ろに、
離れたところを歩いていた人がいました。
カメラを構える前には、
こちらに近づくように歩いていたのに、
いつの間にかどこかに消えていました。
電車ファンの友人に聞いても、
そんな人はいなかったといわれてしまいます。
不思議なのが、
女性だということは覚えているのですが、
どんな髪型で何色の服だったか、
その人の特徴を全く覚えていなかった事だったそうです。
Aくんが見たものが何だったのか、
私にはわかりませんが。
乙丸陸橋から線路に飛び込んだ家族がいて、
その事故のあと、
タクシー運転手が幽霊を乗せた場所として、
新聞で報道されたことがあるよようです。
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