〒980-0845 宮城県仙台市青葉区荒巻三居沢16 三居沢電気百年館
三居沢不動尊(さんきょざわふどうそん)は、
広瀬川に架かる牛越橋の近く、
谷に囲まれた場所にある水子供養のお堂で。
境内の奥にある滝は、
ご利益を授けてくれると言い伝えられ、
人々が祈りを捧げてきたパワースポットです。
古来より不動尊を拝し、
霊験あらたかな修業の場として信仰を集めている場所で。
そういった神聖な場所だからなのでしょう。
手水舎に飾られた紅白の布が、
風もないのに揺れているのがTVカメラに収録されたというような、
不思議な体験をすることもあるようです。
滝を見ていると癒やされると、
たびたび滝を見るために三居沢不動尊を
訪れていた先輩がいました。
その日、先輩が三居沢不動尊に着いたのは、
もうすぐ16時という時間でした。
思ったより遅くなったと思いながら、
先輩がいつものように滝に向かって歩いていると、
左足首を湿り気のある感触に触られ。
心臓の鼓動が一度だけ大きくなったあとは、
なにも考えられなくなり、
その場所から動けなくなったそうです。
飾られている風車が回る音を聞きながら、
目だけを動かして足元を見て、
何も見えないことで緊張がとけ。
なんの根拠もありませんが、
今日は日が悪かったんだと頭のなかで言いながら、
そのまま帰ったということです。
最初はもうあそこには行けないと思っていても、
日にちが経つと恐ろしさも薄くなっていって。
足首を何かに触られてから半年ほど経った頃、
先輩はふたたび三居沢不動尊を訪れます。
その時は通販でけん玉を購入してから三居沢不動尊へ行って、
水子のために手を合わせてきたということです。
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