〒299-3251 千葉県大網白里市大網
「地図から消された海岸」と呼ばれる
浜宿海岸が白子町にあります。
肌に吸い付きそうななめらかな砂浜が広がり、
釣り竿を持って歩く男性や散歩している母子のいる風景は、
ただそれだけで一枚の風景画のように見えます。
古い地図を見てもこの場所を表す名称が確認できず、
白子町浜宿にある海岸なので浜宿海岸と呼ばれていて、
浜宿海岸は正しくは名称がない海岸です。
では浜宿海岸はどうして「地図から消された」と
意味ありげに呼ばれるのか、それには理由があります。
1982年1月、散歩をしていた男性が海岸そばに
焼け焦げた車が停まっているのを見つけます。
警察が調べると車のトランクの中に女性の焼けた骨が見つかり、
殺人事件として捜査が始まりますが時効をむかえ、
事件の真相が明かされることはありませんでした。
1982年4月、海岸で燃えている車が発見され、
車に乗っていた男性は焼死、
男性の自宅からは遺書が見つかっています。
そして1982年4月の終わり、
海岸で車が炎上しているのが見つかり、
乗車していた男性が死亡し自殺と断定されます。
この3件に事件としては関係性はないのですが、
浜宿海岸で車と炎、しかも全員が44歳だったという
奇妙な一致をしていたのです。
このキレイな砂浜が謎の死が立て続けに起きた場所?
人だってちらほらといるしとてもそんな風には見えないな。
私が浜宿海岸を見ながらそんなことを考えていた時です、
ベタンベタンと硬いものに柔らかいものを
叩きつけたような音が聞こえたのは。
あたりを見渡してもその音の正体はわからず、
すぐに音は遠くに消えていきます。
とにかくここにいたらダメだと思い
すぐにその場所を離れたのですが、
やはり浜宿海岸には何かがあるのでしょうか。
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