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偶然の事故だったのか、
無理やりなのかそれとも一家が望んでなのか、
それは今となってはわからない。

けどな、
旭川ダムに車が落ちて、
乗っていた家族が死んでから
だ。

車をコツンコツンとノックされたり、
「おい!」と男の声が聞こえるんだよ、
深夜のダムで他に誰もいないのにだ。

友人の部屋で飲んでいたら、
岡山市北区の鶴田(たづた)にある
旭川ダムの怪談がはじまったのですが、
この話を聞いてHがある出来事を話してくれました。

旭川ダムは釣りが有名なスポットだそうで、
Hはバイト先の従業員に誘われて旭川ダムに行ったそうです。

Hはダム湖での釣りもボートに乗るのも初めてで、
ボートに波が当たる音が思ったよりするんだとか、
釣りの方はイマイチでしたが、
いろいろなことを体験できたその日は
大満足の一日だったそうです。

おい、大丈夫かH

そろそろ帰るかという時間になって、
今日はどれだけ嬉しかったのかを話そうと思ったら、
いきなり肩を掴まれて名前を大声で呼ばれ。

急にどうしたんだと驚いたHですが、
さっき車へと歩き始めたばかりなのに、
いつの間にか車まで来ていました。

どうやら自分と会話しながら歩いていたHがこけたと思ったら、
何事もなかったように会話を続けながら起き上がり、
Hを連れてきた従業員がエッと思って様子を見ていたら、
隣に誰かがいるかのように話しながら歩いたのだそうです。

Hにはそのくだりの記憶が全くないのですが、
手のひらには小さなスリ傷がいつの間にかできていて、
自分が意識のないまま歩いていたのは間違いないようで。

興奮しすぎて意識が飛んでいたなんてバイト先で散々からかわれて、
こんなカッコ悪いことは知られたくないとHは思っていましたが、
自分がが熱弁を奮っていた相手が幽霊かもしれないとなると、
急に不安になったそうです。

私達は軽い気持ちで怪談をしてていたので、
ガチな心霊体験が出てきて戸惑うしかありませんでした。

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