〒960-8142 福島県福島市小倉寺西物見
JR福島駅の南東、阿武隈川のほとりにある山が弁天山で、
その森のなかにある廃墟(洋館?)での話になります。
友人が「ヤバイ場所がある」なんて声をひそめながらいうから、
どんな場所にあるのかと思ったら駅の近くで拍子抜けし、
確かに山の中にあるとはいえ、弁天山には公園があるんだから、
それなりに管理されている山に廃墟なんてあるのか?
それが最初の印象でした。
これが神社の廃墟ならわかるのですが、
山の森を進むと何故か灰色の鳥居があって、
鳥居からまっすぐ道が伸びているかのように木が生えていて、
この場所に来たことを後悔するには十分な気配が漂っていました。
この廃墟(洋館)はある病院長の別宅跡地というウワサがあって、
森のなかの斜面に廃墟が幾つかあり、
わざと人目を避けているようなあやしさがあります。
私が特に驚いたのが幾つも檻がある場所で、
飼育小屋のようなものからコンクリート製のしっかりしたものまであって、
場所の雰囲気に負けて近づくことができませんでした。
そして、蔵のような作りで見た目が西洋風に見える建物から斜面を降りて、
白い壁のお屋敷の廃墟に着いて写真を撮ろうとした時です。
まだバッテリーは十分残っていたのに、
突然スマホの電源が落ちて使えなくなったのです。
電源ボタンを押しても反応しないから、
この時点ではただの故障だと思っていたのですが、
お店に修理に持っていたら電源が入ったのです。
修理に出すとお金がかかるから、
とりあえずそのまま様子を見ることにしたんですが、
その後は普通につかえましたし。
友人が撮影した画像を見ると、
何枚かはやたらと荒い画像になっていて、
同じ場所で撮影したのに写り方が違っている画像もありました。
弁天山の廃墟は雰囲気だけでも怖いと思っていたのですが、
こうしておかしい事が起きていたことがわかると、
後になってゾッとしてしまいました。
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