JR中央線の線路には黒い渦巻きがまいているのが見える。
見えると必ず人身事故が起きてしまうのだ。

ある中年女性がフラッと線路に落ちた！
のも目の前で見てしまった。

しかし、電車はこない。あの女性はなんのか？
人身事故を引き起こす霊なのかだろうか？
その女性がついに隣のベンチに座った。

その周りは黒い渦が回っていて
どうやらターゲットを私に決めたといわんばかり
身体の自由を奪われて線路に向かっていた。

死にたくない！死ぬ理由がない私は周囲に助けを求めたが、
誰も気づいてくれなかったが、お坊さんが現れて釈楊をリーン！
と鳴らした瞬間に駅員さんが私の手をつかんで「電車来ますから危険ですよ！」と
瞬間に電車がホームに入ってきた。

中年女性は「あと少しだったのに〜命びろいしたな〜」と黒い渦に消えていった。
お坊さんにお礼がいいたくてホーム中探したが、見当たらなかった。

電車に乗るのが怖くなり少し高いけどタクシーでホテルに戻った。
タクシーの運転手がお坊さんにそっくりでびっくりした。

「お客さん、○○駅で人身事故で電車止まってるんですよ。
タクシー乗れてラッキーですよ。」ともう怖いのを通り過ぎて
世の中には理解できない出来事があるんだなと思った。

あの中年女性は今日もターゲットを探しているんだろうか？
なんのために？なんか電車に恨みでもあるのか？と考えても、
真相は闇の中。

タクシーの運転手はあそこね〜、出るんですよね〜今度は気をつけてね。
とお坊さんはタクシーの運転手の化身なのだろうか？怖いけど不思議な体験だった。

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