恵庭の御神木:道路を曲げる怪奇と事故の真相

恵庭の御神木:切れない木に宿る祟りの巨木御神木ハルニレの謎めいた起源

北海道恵庭市恵み野にある恵庭の御神木は、茂漁松園線道路の中央に立つ推定樹齢120年のハルニレの巨木であり、1976年に保護樹木に指定された。伐採や移植を試みると事故が起きるという祟りの噂から、心霊スポットとして知られる。道路が木を避けるように曲がり、不気味な音や気配が報告される。開拓の歴史と謎めいた起源が、恐怖と神秘性を強める。この記事は、恵庭の御神木の歴史、事件・事故、心霊現象の真相に迫る。

恵庭の御神木概要

恵庭の御神木は、恵庭市恵み野東4丁目の茂漁松園線道路に立つ推定樹齢120年のハルニレの巨木であり、1976年に保護樹木に指定された。道路が木を避けるように不自然に曲がり、伐採や移植時の事故から祟りの噂が生まれた。地元では開拓の記念樹として親しまれるが、心霊スポットとしての側面も持つ。以下に概要をまとめる。

危険度 ★★★☆☆(祟りの噂はあるが、昼間は住宅地で危険度は中程度)
名称 恵庭の御神木(えにわのごしんぼく)
所在地 北海道恵庭市恵み野東4丁目10-9
アクセス JR恵庭駅から車で道道46号経由で約10分。道の駅「花ロードえにわ」から徒歩15分。駐車スペースは限られる。

恵庭の御神木の心霊噂とその起源

恵庭の御神木は、伐採を試みると祟られる、不気味な音や気配が漂う、木の切り傷から血のような赤い汁が流れるとの心霊噂で知られる。これらの噂は、1970年代の道路拡張工事で木を移植しようとした際、作業員が負傷する事故が起きたことに由来する。保護樹木指定の経緯が記録に残っていない謎めいた背景が、霊的なイメージを増幅する。

歴史と背景

恵庭の御神木は、恵庭市恵み野の茂漁松園線道路に立つ推定樹齢120年のハルニレ(ニレ科の落葉高木)であり、明治時代の開拓期に植えられたと推測される。1976年(昭和51年)に保護樹木に指定され、道路が木を避けるように設計された。地元では開拓の記念樹として親しまれるが、祟りの噂から心霊スポットとしての側面も持つ。

心霊スポットとしての背景は、1970年代の道路拡張工事に遡る。茂漁松園線道路の整備中、木を移植または伐採する計画が立てられたが、作業中に機械の故障や作業員の負傷が続き、工事が中断された。この出来事が「祟り」として地元で語り継がれ、1980年代以降、心霊番組やホラーゲームで取り上げられたことで全国的に知られるようになった。保護樹木指定の詳細な理由は記録に残っておらず、謎めいた起源が恐怖のイメージを助長する。

事件・事故の詳細

恵庭の御神木にまつわる事件や事故は、公式記録が乏しいが、地元の口碑やメディアから以下の情報が推測される。

  • 1970年代の道路拡張事故: 1970年代、茂漁松園線道路の拡張工事中に、御神木の移植を試みた作業員が負傷する事故が発生した。機械の故障や落下事故が複数報告され、工事が中断。木を避けるように道路が曲がって設計された。この出来事が「祟り」の起源とされ、地元で語り継がれる。
  • 切り傷と赤い汁の噂: 木の幹に伐採の跡とされる傷があり、切り傷から血のような赤い汁が流れ出たとの噂がある。科学的にはハルニレの樹液(赤褐色)が原因と推測されるが、心霊現象として誇張された。
  • 肝試し中の軽傷: 1980年代以降、肝試し目的の訪問者が木の周辺で転倒や軽傷を負った事例が地元で語られる。明確な記録はないが、夜間の視界不良や根周りの段差が原因と推測される。

これらの事件や事故は、明確な証拠が乏しいものの、地元の口碑やメディアの影響で心霊スポットとしての悪名を高めた。ハルニレの歴史的価値と祟りの噂が、神秘性と恐怖を融合させる。

心霊現象と目撃談

恵庭の御神木で報告される心霊現象は以下の通りである。

  • 木を切ろうとすると祟りが起き、事故や不運に見舞われる。
  • 夜間に不気味な音(パキッという骨のような音)や気配が漂う。
  • 写真に謎の影や光が映り、霊的な存在が疑われる。

SNSや心霊関連のウェブサイトでは、訪問者が「木の周辺で奇妙な音を聞いた」「視線を感じた」と報告する例が見られる。以下に具体的な体験談を紹介する。

恵庭の御神木での恐怖体験談

恵庭の御神木を訪れた人々から報告された体験談を以下に紹介する。祟りの噂と木の神秘性が、訪問者に強烈な印象を与える。

私が仕事の都合で北海道に住んでいた頃、
友人達と恵庭市に訪れて、
南松島の道の駅「花ロードえにわ」に立ち寄った時に、
この近くに恵庭の木(えにわのき)と呼ばれている
変な木があるから行こうとなりました。

花ロードえにわ脇の道路を東の川に向かって進むと、
一本の大きな木が見えたので、
この木が恵庭の木だというのはすぐにわかりました。

道路脇に一本だけ木が立っているのは確かに珍しく、
葉っぱのない巨木と言うのは雰囲気がありますが、
変と言うほどではありません。

恵庭の木が変なところは根本にあって、
道路がこの木を避けて敷かれています

茂漁松園線道路保護樹木と書かれた白い柱が立っていて、
この木は役所の方で保護されているようでした。

木の幹をよく見ると、
木を切ろうとした跡のような線が残っていて
保護されるような大切な木なのに?
とますます気になります。

恵庭の木を見ようと言い出した友人が言うには
恵庭の木は御神木で、木を切ろうとしても
事故が起こって切れない
と言われている。

さらに恵庭の木を調べた人の話だと、
どうしてこの木が保護されるようになったのか、
そのいきさつは記録に残っておらず、
誰も知らなかったということです。

木の見た目もあって、
ゾクリとするもの感じながらも、
謎めいたこの木に強く惹かれていました。

私が恵庭の御神木に強い感心を持っていたからなのでしょうか、
パキという指の骨を鳴らしたような音が、
木を眺めている時に聞こえました。

そんな音を私以外は聞いておらず、
周囲にそんな音が鳴りそうな物は落ちていませんでした。

やっぱりこの木はそういう木なのかなという話になり、
私はもう少し見ていたかったのですが、
私達は足早にこの場所から立ち去りました。

その後、恵庭の御神木に行くこともないまま
住むところが変わったのですが、
あの時の音は何だったのだろうと思い出しては考えてしまいます。

現地レポート

恵庭の御神木は、恵庭市恵み野東4丁目の茂漁松園線道路に立つ推定樹齢120年のハルニレであり、道路が木を避けるように曲がる不自然な設計が目立つ。「茂漁松園線道路保護樹木」の標識が立ち、周辺は住宅地だが、木の孤立感が強い。昼間は車通りがあり、普通の風景だが、夜間は照明が少なく、祟りの噂が肝試しを誘う。幹の切り傷のような跡は、過去の伐採試みの証拠とされ、赤い汁の噂が恐怖を助長する。

科学的・心理的考察

恵庭の御神木の心霊現象は、科学的視点からいくつかの要因で説明可能である。不気味な音は、風や枝の収縮音が誤認される。祟りや気配は、木の孤立した姿と1970年代の事故の噂が誘発する心理的ストレスによる錯覚と考えられる。切り傷から赤い汁が流れるとの噂は、ハルニレの赤褐色樹液が原因と推測される。保護樹木指定の不明確な経緯が、神秘性と恐怖のイメージを増幅する。

人間の脳は、孤立した環境や歴史的背景に影響され、異常を過剰に感知する傾向があり、メディアやホラーゲームが祟りの噂を広め、肝試し目的の訪問者が錯覚を増幅させた。1970年代の事故は、作業環境の不備や偶然が誇張された可能性が高い。

訪れる際の注意点

恵庭の御神木は保護樹木であり、心霊スポットを目的に訪れる場合は以下の点に注意する。

  • 保護樹木への配慮: 木に触れたり傷つけたりせず、保護樹木としての価値を尊重する。
  • 夜間の安全: 周辺は住宅地だが、夜間は照明が少なく、根元で転倒リスクがある。懐中電灯を準備する。
  • 交通安全: 茂漁松園線は車通りがあり、駐車スペースが限られる。道路の妨げにならないよう注意する。
  • マナー厳守: 住宅地に近いため、騒音やゴミの放置を避け、近隣住民に配慮する。

冬場は雪や凍結で足元が滑りやすく、事故リスクが高まる。祟りの噂を尊重し、静かな訪問を心がける。

周辺スポットと関連情報

恵庭の御神木周辺にも、心霊スポットや不思議な雰囲気の場所がある。以下に代表的な3つを挙げる。

  • えにわ湖: 恵庭市内の人工湖。夜間に不気味な気配や人影の噂がある。
  • 旧恵庭トンネル: 廃トンネルで、事故や幽霊の目撃が報告される。
  • 島松沢の廃墟: 恵庭市内の廃墟。放火や自殺の噂が心霊スポットとして知られる。

結論と感想

恵庭の御神木は、開拓の歴史を象徴するハルニレの巨木であり、祟りの噂が織りなす心霊スポットである。不気味な音や気配は、風や心理的錯覚によるものと考えられる。1970年代の道路拡張事故や保護樹木指定の謎めいた経緯が、恐怖に現実味を与える。訪れる価値は、恵庭の歴史と自然の力を感じる点にあるが、保護樹木への敬意と安全が不可欠である。

恵庭の御神木に関する心霊スポット情報まとめ

恵庭の御神木は、北海道恵庭市恵み野東4丁目の茂漁松園線道路に立つ推定樹齢120年のハルニレであり、1976年に保護樹木に指定された。伐採や移植を試みると事故が起きるという祟りの噂から、心霊スポットとして知られる。道路が木を避けるように曲がり、不気味な音や気配が報告される。JR恵庭駅から車でアクセス可能で、周辺のえにわ湖や旧恵庭トンネルと併せて訪れることで、恵庭の歴史と神秘性を深く感じられるだろう。