鹿児島市から国道226号線を下って、
指宿(いぶすき)で県道238号線に入って、
海岸沿いの道路を進んだ所にある廃墟が「ガス爆発の家」です。

残っている壁の長さからから、
丘の上には立派な住宅が立っていたようなのですが、
この場所は十年以上も昔に、ガスを爆発させた
一家心中事件が起きた場所で、この付近で撮影していたら
トラブルで音声や画像が乱れるという話を聞いています。

私達はたまたま県道238号線を走行していて、
丘の側面を補強しているコンクリが
雑草まみれになっているのかと思っていたら、
途中で門が口を開けているのと、
門から登るように壁が続いているのが見えて、
それが建築物の壁だったのがわかりました。

突然現れた謎の門を見て男達は冒険心をくすぐられて、
何処かに車を停めて覗いてみないかとはしゃいでいたら、
助手席に座っていたSちゃんが絶対に嫌だと叫びます

いつも控えめにしゃべるSちゃんが、
ものすごく怖い顔になって大声を出すのに全員ドン引いて、
そのまま「ガス爆発の家」を通り過ぎます。

しばらくして落ち着いたSちゃんにどうしたのか聞いたのですが、
門の辺りから得体のしれない圧力を感じたらしく。

Sちゃんも初めて体験した感覚をどう説明していいかわからなくて、
理解できないことが恐ろしくて、
とにかくこの場所から遠ざかりたかったそうです。

人から聞いた話によると、
不動産会社の看板が立っていた時期があるらしいのですが、
その看板もすでになく、管理されずに放置された
「ガス爆発の家」は痛みが激しいらしいそうです。

昔は建物らしき残骸まで行けたそうですが、
今は門のところまでしか行けないのではということです。

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