1971年7月30日、岩手県岩手郡雫石町上空を飛行中の
全日本空輸の旅客機と航空自衛隊の戦闘機が飛行中に接触し墜落。

自衛隊機の乗員は脱出に成功しましたが、
機体に損傷を受けた旅客機は空中分解し、
乗客155名と乗員7名の計162名全員が犠牲になるという事故がありました。

慰霊の森は、その時の犠牲者が空から降ってきた場所です。

当時慰霊の森には遺体が散乱し、
その殆どの遺体がバラバラというとても悲惨な状況だったそうです。

それからというもの慰霊の森では、
さまざまな心霊現象が起きるようになり有名な心霊スポットとなりました。

これは私が17歳の時に実際に体験したお話です。
ある日、友達数人と慰霊の森肝試しに行こうという事になりました。
人数が多かったので車2台で行く事になり私は後続車の方に乗っていました。

最初は本当に軽い気持ちで、
おやつ等を買い込みカーステレオでお気に入りの歌をかけて、
皆でワイワイしながら慰霊の森へと車を走らせたのです。

ところが、だんだん慰霊の森に近づいてきた頃、
突然車中の空気が重くなるのを感じました。

何か嫌な感じだなと思ったその時、
誰も触っていないのに突然カーステレオの音量が最大になり、
車のエンジンが止まってしまいました。

何度セルをまわしてもビクともせず、皆、半分パニック状態でいると、
私達が後ろを走ってない事に気付いた前の車が戻ってきました。

前の車の運転手が降りてきたので事情を説明していたその時です。
エンジンがかからないからついていないはずのカーステレオから、
低い男の声で『来るな!帰れ!』と聞こえたのです。

前の車のカーステレオからも聞こえたそうです。

怖くなった私達は、慰霊の森に行く事を諦めました。
その途端、車のエンジンも普通にかかったのです。

それから数年後の冬の日、また肝試し慰霊の森へ行こうという事になりました。
この時は4人だったので車1台で行きました。

この時は何事もなく慰霊の森の入り口まで辿り着けました…が、
突然車のタイヤが雪にはまってしまって動けなくなったのです。

冬といってもこの日は雪も殆ど積もってなくて、
タイヤがはまるなんて考えられないのです。

皆で車を降りて、雪から抜け出すために
皆で車を押したりしたのですがビクともせず、
仕方ないのでJAFでも呼んで、今日は帰るかという事になりました。

その時です。誰も触っていない車が独りでにスーッと動き、
雪から抜け出たのです。私達はやはり怖くなり帰途につきました。

暗い道を走っていた時には気付きませんでしたが、
途中コンビニに寄った時明るい所で見たら、
フロントガラスのど真ん中に1つだけ手形がベッタリとついていました。

皆が言うには、私が一緒にいるとこのような現象が起きて、
絶対に慰霊の森に辿り着けないそうです。

私の守護霊が行くなとでも言っているのでしょうか?

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