〒791-1133 愛媛県松山市浄瑠璃町282

国道33号線の途中で、
三坂から久谷へ進む細い山道の途中には、
大きな池が4つ並んでいます。

46番札所の「浄瑠璃寺」を南へ500m進んだあたりにある池で、
正式な名前があるのかはわかりませんが、
4つ並んでいるから「久谷の四ツ池」だと聞いています。

久谷へ向かうときにはこの道を使うと早いのですが、
私はこの道は狭くて嫌いでした。

その日は久谷から帰るのが遅れたので、
太陽が沈もうとしている時間に、
四ツ池」の近くを通っていました。

車のライトは点けていましたが、
道路脇の雑草もあって、
昼間に通った時よりも随分と道が狭く見えます。

一番山奥にある大きい池では、
おじいさんが溺れていて、
それを助けようとすると無数の手に引きずり込まれそうになる。

きっと夜に操作ミスで事故死したおじいさんの幽霊が、
1人がさみしくて仲間を作ろうとしているんだろう。

同僚からそんな話を聞いていましたが、
幽霊はともかく、慎重に運転しないと自分が事故を起こしそうな道です。

早く帰りたいとは思っていましたが、
安全運転で車を運転していました。

そんなときに、
車の助手席においていた携帯が着信を知らせて震えて、
すぐに静かになります。

会社には帰る時間を伝えていたので、
何か急ぎの用件かと思いましたが、
それならすぐに切ることはありません。

変だなと思いながら、
車を止めて着信を確認しますが、
誰からも連絡はありません。

車内の温度が急に下がった気がして、
早く車を出して帰ろうと、
助手席に携帯を置こうとしたとき。

携帯がブーブーと二回震えて、
驚いた私が落とした携帯は助手席側の足元に落ちます。

とにかく急いでこの場所から離れたくて、
落ちた携帯はそのままにして車を出します。

途中一度だけ、
長めに携帯が震えていましたが、
とにかく無視して会社まで戻りました。

会社の駐車場で、
おそるおそる着信を確認すると。

長めに携帯が震えていたのは、
同僚からの連絡だったのですが、
携帯を落とした時の着信は記録されていませんでした

はじめは携帯の故障かと思いましたが、
いまでも普通に使えています。

あれから何度か「久谷の四ツ池」を通る道を使ったのですが、
それからは何も起きていません。

あの時の着信がなんだったのか、
今もその原因はわかりません。

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