〒526-0059 滋賀県長浜市元浜町32−9
かっては北から大通寺への参拝客で賑わっていた、
滋賀県長浜市を南北にはしる十里街道。
それと並ぶように通る、
北陸本線・虎姫~長浜の間にある踏切は、
かって自殺の名所として知られていました。
なにかに吸い寄せられるように、
多くの人が踏切を超えていったそうです。
周囲の開発が進み風通しがよくなり、淀んだ空気が払われたのか、
近くの神社や祠からの視線が通るようになり、
神仏の睨みが効くようになったからか、
踏切を越える人は、ぱったりといなくなったそうです。
大通寺の東側の辺りは職人の街として観光地化が進み、
古い町並みが残る通りにはすずらんを思わせる街灯が並んでいて、
何処かエキゾチックな景色になっています。
その景色にひかれたAさんは、
友人と二人で十里街道に旅行へでかけました。
Aさん達は静かな町の裏道に入ったり、
途中の神社などに立ち寄りながら、
十里街道を北に進んでいた時です。
そこは車道と歩道が段差などで分けられていない、
直線は見通しがよいのですが、
左右は建物が邪魔になっているような道でした。
Aさん達は左側を歩きながら、進んでいたのですが、
前方の交差点で左から右へ移動するものが、
Aさんの視界に飛び込んできます。
移動したものは右側の物陰の隅に止まって、
何かもぞもぞと動いています。
その動作が何となく猫ぽいと思ったAさんは、
どんな猫か確かめようと動き出したところで、
友人に肩を掴まれて止められてしまいます。
どうしたのかと思ったAさんの横を、
自動車が通過していきます。
Aさんは道路の左側から右側へ行くために、
道路を横切るように移動しようとしていたのですが。
そのまま進んでいたら、
Aさんは車にはねられているところでした。
そのときAさんは、
見通しのいい前方から近づいてきている車に、
全く気が付かなかったということです。
幽霊は生きている人間を仲間にするときに、
そうなるように仕向けることしか出来ないといいます。
Aさんは事故にあうように、
幽霊に仕向けられていたのかもしれません。
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