〒521-1351 滋賀県近江八幡市安土町常楽寺

私は学生の時に友人達と滋賀県の近江八幡市にある
シガイの森へ訪れたのですが、
森と言っても生えているのは竹で、
シガイの竹林と言った方が納得できる場所でした。

田んぼの真ん中に小さい森だけがある景色は、
確かにただならぬ雰囲気があるように見えました。

織田信長がこの場所で遊女の首をはねて殺してから、
この森では女の首があらわれるようになった。

この場所がこのまま残されているのも、
木を切ろうとした作業員が怪我や
原因不明の病で作業が出来ないから
だ。

こんな風に言われていますが、
森のなかにある「天満宮 御旅所」
と刻まれた石碑を見たときに、
この森だけ所有者が違うから
ここだけ自然のまま残されているだけとわかります。

まわりは全て田んぼになっているのに、
シガイの森だけが残されていて、
物騒な名前で呼ばれている。

正直に言うと私はビビりながらシガイの森に入ったのですが、
この石碑で森が残されている理由がわかって、
とても安心をしました。

竹やぶに入って探索というような広さもないし、
小さな羽虫がたくさんいて鬱陶しいしで、
さっさと帰ろうとなりました。

カップ麺を待つ間にできる肝試しとか誰かが言ったりして、
軽口を言いながら森を歩いている私達の中では、
とっくに肝試しは終わっていました。

そんなときに、
頭のうえでガサガサと音が聞こえたのですから、
驚いて足を止めてしまうのも当然なのですが、
竹が風で揺れているにしては、
揺れているのは私達の頭の上だけで、
他の竹は揺れていませんでした

私達がこれはどういうことだと戸惑っていると、
私達から離れた場所からも竹が揺れている音が聞こえてきます。

とにかくシガイの森を出ようと早足で歩いているあいだ、
私は首筋を冷たいもので触られているような気分でした。

御旅所を調べると、
神様を神輿に乗せて移動するときに、
神様が立ち寄って休むための場所ということです。

神様が休む場所という割には、
シガイの森は手入れをされているように思えません。

私はこの体験を通して、シガイの森
ヤバイと言われ続けるだけのワケ
があると感じています。

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