千本松原というやたらと松が植えられている所が岐阜にあり、
木曽三川公園から川の中に伸びる松の道という感じの場所で、
この辺りに引っ越して来た時から珍しい所だなと思っていました。

千本松原は江戸時代に造られたのですが、
犠牲者も出たとても難しい工事で、
工事の責任者が責任をとって切腹したようです。

その頃は運動不足を気にしていたので、
昔の人の命がけの工事に比べたらこのくらいの運動なんて、
そんな風に気合が入るのでよく千本松原で散歩をしていました。

川の中にあるから夏でも肌寒いと感じる時がある
思っていましたが、友人数名と千本松原におとずれたときに、
この場所がワケありの場所だから寒気を感じていたのを
知ることになりました。

友人が知り合いのAさんを連れて来たのですが、
Aさんは霊感のある人で、
その時にここには近寄らないほうがいいかもと言われました。

Aさんによると霊の気配がそこら辺にあって
なんとなく嫌な気配を感じる霊も混じっているということでした。

そう言われると妙に肌寒く感じる事があるのも、
よくない霊を感じているのかと気になりだして、
私の足は千本松原からは遠のいてしまいました。

千本松原の事を調べてみると、
この辺りの水害を減らす目的よりも、
工事をおこなった薩摩(鹿児島)の力を減らすのが主な目的で、
薩摩には多額の借金が残ることになり、
そのことで40人が切腹をしたという話を見つけました。

昔の人が困難を乗り越えた証が千本松原だと思っていましたが、
裏の一面を知ると切腹した40人から見ると恨みの象徴なのだと思います。

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