〒959-0318 新潟県西蒲原郡弥彦村麓
あてもなくさまよっていた少女は、
遠くからでも目につく電波塔に引き寄せられます。
獣道を進んで辿り着いた廃墟で、
少女は自分の命を終わらせてしまいます。
新潟県のホワイトハウスと呼ばれる心霊スポットで、
家族を殺した少女が最後にいた場所。
ホワイトと対になるように、
ブラックハウス(自殺電波塔)と呼ばれるようになった
廃墟での体験です。
ブラックハウスは自殺電波塔とも呼ばれていて、
県道561号線から弥彦山スカイラインに入る手前で、
獣道から山を登った場所にあります。
家族殺しの少女が電波塔から流れる、
自殺したくなる電波に呼ばれたと噂されているそうです。
私たちは男3人でブラックハウスに訪れたのですが、
整備されていない獣道を進むのは大変でした。
ホワイトハウスから南へ30kmも離れた場所で、
男達がねを上げるような道を、
少女は何を思って歩いたのでしょうか。
建物は蔦に飲み込まれて窓は全てなくなり、
中は随分と荒れています。
一階の天井部分には水が染みだした跡が幾つもあって、
不気味な雰囲気を一層強くしています。
機材や設備は何も残されていないのですが、
二階に少女が首を釣ったとされるフックだけが残されています。
家族殺しの少女が最後に揺れていたと思うからか、
ただのフックに迫力を感じてしまいます。
フックに向かって一礼をしてから、
ケイタイで撮影をしたのですが、
Aが部屋の外で物音がしたといいます。
場所が場所なので、
何も起こらないうちにブラックハウスを出ることになったのですが、
今度はBが後ろから何か聞こえたと言います。
後ろを見ても何も見えませんでしたが、
今度は私にも水滴が落ちたような音が聞こえます。
とにかく急いで建物から逃げたのですが、
電波塔が見えている間はずっと何かに見られているようでした。
2019年5月10日 at 9:25 PM
新潟県長岡市堤町の蔵王橋という橋の下(隣?)ほどにある白い廃墟。
付近に住宅は無く、長い間手入れされていないであろう草むらが周りを囲っています。
標準より少し大きめな二階建ての住宅で、場所一帯に嫌な気が張っています。
夏に付近で町内祭りがあり、一帯は賑やかな雰囲気に包まれるのですが、そこだけは陰気が張り詰めていてあまり近づきたくはありませんでした。
同じ新潟のホワイトハウスと似た名前で誰が言い出したかも分かりません(名も確かではない)が、首吊り自殺した人の霊がいて、なぜか生活痕が残っているという不気味な家です。
現在は床や塗装も剥がれ落ち、なかばコンクリむき出しのような状態で、周りに住宅もありません。
私も友人とともに行ったことがありますが、それはもう陰気な雰囲気が漂っており、周りを探索中に「妙な物音がする」「柱に白い手形が残っている」など、妙なことがたくさんありました。
探索中には縄を見つけまして、これは自殺者のものではないかなど友人と議論したものです。
また、知人から聞いた話によれば、「探検中に人の声が聞こえた」「だれも住んでいないはずなのに借金の催促状がポストに入っている」「その場にいる人数と影の数が合わない。」等々、恐怖あまりある体験談も出てきたほどです。
ホームレスが住んでいるとか不良の溜まり場になっているなどの話もあり、情報も定かではないですが……….。
近くに住んでいる人は興味が出た時にでもだれかと行ってみてはいかがでしょうか。きっと想像以上の恐怖が味わえると思います。