私が20代の頃に体験した心霊体験です。

秋から冬に変わろうかとするだんだん寒くなってきたころ、
当時仲の良かった女友達と二人で朝焼けの鳥取砂丘に
ドライブしようと車を走らせていました。

以前に朝一の鳥取砂丘に行ったことがあり、
その時に何とも言えぬ神秘的な風景に
心を奪われた話をしていたら、私も見てみたいということになり
姫路から国道29号線を使い夜中の12時頃に出発しました。

うきうきしながら戸倉峠をドライブをしていましたが、
真っ暗な山道を進むにつれて深夜ということもあり、
眠くなってきました。

早めに出ていたので、少し仮眠をとってからでも
十分間に合う時間でしたので休憩することになり、
戸倉トンネルを通り休憩地点に到着。

着くと、空気が澄んでいてきれいな星空だったのですが、
山影から照らす月明りと周りにある錆びた手すりなどから
何故か不気味な雰囲気が醸し出ていました。

寒さと怖さで車にもどり、二人で仮眠を取ろうとシート倒し、
ドアをロックし、寝る態勢になりました。

右肩を下にし、横向きで寝ようとうとうとしだします。

そして、数分後、、、寝ているのと起きている
ちょうど間ぐらいの状態だったのですが、
いきなりドアが開く音がしたのです。

女友達が出て行ったのかなとおもい、
また寝ようとしたのですが、
ロックを解除する音がなかったんです。

焦って起きようとしたとき、体がうごきません。
金縛りです。

何度か経験があったので、あまりあせらなかったのですが、
やはり何度かかっても怖いものです。

なんとか目が少し開きました。

すると、、、私の目の直前を
ドンッ!と女の人の足が踏んでいったのです。

怖くて怖くて必死で起きようとし、
どれぐらい経ったのか分かりませんが何とか金縛りが解け、
起きても横に寝ている女友達、ロックされている車。

女の人なんていませんでした。
本当に怖い体験でした。

今でも謎なことがあるのですが、
足だけでなぜ女の人とわかったのでしょうか?

その後は特に悪いことは起きなかったのですが、
後を引く嫌な体験でした。

後で気になって調べてみたところ、
戸倉峠で通った戸倉トンネルの隣には
旧戸倉トンネルという廃トンネルがあって、
どうやら心霊スポットとして有名で、
そこから何か連れてきてしまったのかもしれません。。。

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