私達は古い風俗に関するレポート作成の為に、
埼玉県緑区宮本の氷川女體神社
(ひかわにょたいじんじゃ)を訪れました。
事前に検索で調べている時に、
氷川女體神社に子供が捨てられていた事があり、
それから子供の霊が出るという噂があるのを知って、
少し不安になりました。
私はこの少し前に、
幽霊が出るという別の史跡を訪れ、
オーブと呼ばれる白い球を撮影していました。
心霊現象を体験すると、
心霊現象が起こりやすくなると聞いていたので、
私は少し神経質になっていたのだと思います。
氷川女體神社へは東浦和駅から歩いたのですが、
思ったよりも距離があって、
やっと着いたという感じでした。
帰りはバスを使うことにして、
時刻を調べてから氷川女體神社に入ります。
氷川女體神の境内からは、
遺跡に続く『御幸道』が伸びていて、
御幸道には倒木が幻想的な景色を作っている池があります。
いかにも何かいわくがある雰囲気があって、
私は恐る恐るカメラボタンを押しました。
オーブも顔に見える影も写らなかったので、
私はここで安心して、
この後に聞いた声をネコの泣き声だと思っていました。
帰りのバスを待っている時に、
私がネコが鳴いていたと話しても、
誰もネコの鳴き声を聞いていないと言います。
御幸道を通った後に何度も『な~』
という鳴き声が聞こえていたのに、
私にしか聞こえていなかった事を知って、
後から寒気が襲ってきました。
氷川女體神社とバス停までは距離があるし、
恐い体験をした場所でお祈りをする気にもなれないので、
その日はそのまま帰りました。
氷川女體神社に出るという子供の霊は、
遊び相手を探しているそうです。
私が聞いた声は『ね~』と私を遊びに誘う、
呼びかけだったのかもしれません。
この出来事があってから、
どこで心霊現象を体験するかわからないので、
私はお守りを持ち歩くようにしています。
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