屋久島と奄美大島の間に点在し、トカラ列島と呼ばれ、
北から口之島、中之島、平島、諏訪瀬島、悪石島、小宝島、
宝島の有人7島と、臥蛇島、小臥蛇島、小島、上ノ根島、
横当島の無人5島の合わせて12の島々で構成されている内の一つ、
鹿児島県中之島での心霊体験です。

ダイビングの仕事でこの島に宿泊した際、
大喜旅館を営んでおられる大将から聞いたお話です。

中之島は戦時中、遺体を運び込み埋めた島で、
遺体を隠すためにバナナの木が多く植えられていました。

西区東区と部落に分かれており、
東区の方はよそ者を受け付けないらしく、
我々は西区の温泉を使うように言われました。

西区温泉は島の人が優先で島の人が全員入った後でなければ
使えない
とのことでした。

大将からオッケーの連絡があり、男性1人、
女性4人で西区温泉に向かいました。

西区温泉は、女性の幽霊が出るらしく、
必ず話し声が聞こえるよ、と大将から言われました。

「まさか」と思いつつ、風情のある温泉を利用しました。
大将の話が気になりながら、「本当に幽霊いるのかな?」と
女性4人で話しつつ、怖いのでさっさと入り風呂から出ました。

外で男性一人を待っておりましたが、
なかなか上がってきません。

「男のくせに長風呂やねぇ」と話しながら
10分以上待っていましたら、男性があれ?という表情で
風呂から出てきました。

「ずっとここに4人でいた?ここに何分くらいいた?4人以外、
誰か入ってる?」と聞かれました。

「わたしたちだけだし、もぉ10分以上待ってるし、
遅いな〜って話してたんよ。」

男性は「僕が風呂から出るまで、
ずっと女風呂の方からワイワイと話し声が聞こえてたから、
ゆっくり入ってたんやけど・・・」大将の言う通り、
西区温泉には女の幽霊がおります

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