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舞子墓園は、神戸市垂水区の広大な森の中にある公園墓地
明石海峡が一望できる高台に位置し、とても安らかなすばらしい立地です。

舞子墓園付近は近所の私立大学の生徒の行動範囲で、
夜になると暇を持て余した大学生が
車で肝試しにやって来ることが常でした。

かくいう私は大阪の大学生だったのですが、
その大学の友達が多かったため、
よく誘われて肝試しにでかけたものでした。

私は全く霊的体験をしたことがなく、よく20歳までに
幽霊を見たことがなければ一生見ることがないと言われる通りなら、
まあないだろうと思いつつ、一応仲間同士の空気をこわさないように
悲鳴を上げたりしていましたが、全く怖いといった感情がわきませんでした。

むしろチンピラにからまれたりはしないかという不安の方が大きかったのです。

ところがある日、夏休みも終わりころのことでした。

いつものように仲間と舞子墓園に出かけましたが、
その日は私のしらない女の子が仲間に加わっていました。

その子はのっけから「行きたくない行きたくない」と
つぶやいていましたが、どうせこれもノリなんだろうと軽く流していました。
どうやら、他の悪友に罰ゲームで連れてこられたということは後から知りました。

彼女に道中の車中で、なぜそんなに行きたくないのかたずねると、
昔から霊感が強いのだといいました。

「こういう人たまにいるよな。ほんとかな。」と
嘲笑しながら流したのです。

舞子墓園につき、一行は歩くことにしました。
その子は私にすがる感じで、始終「目は私の顔に押し付け右足つかまれてる」
と言って小刻みに震えています。

彼女の足元に目をやっても私たちには何も見えませんでした。
どうせ芝居だと思った私たちは、彼女を引っ張って
無理やり連れて帰ることができたのですが、
その翌日、仲間の一人から電話があり、とても青ざめました。

「あの子、学校に来るとちゅう車に右足だけ踏まれて病院に担ぎ込まれたらしい」
あの時、舞子墓園で彼女には一体何が見えていたのでしょうか。

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