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とある夏の夜、バイト先の先輩と4~5人で
ドライブにでかけました。

特に心霊スポットを目指していたわけではないのですが、
西八王子駅近くの踏切に差し掛かった頃に、
先輩の一人がその遮断機のそばで電車が通過する際に
見てしまった飛び込み事故の話を始めました。

先輩が、当時高校生の友人と、通学している朝の出来事だそうです。

いつもと同じように、遮断機が上がるのを何気なく待っていると、
通過する電車からプーッとものすごいクラクションが鳴り響きました。

次の瞬間には、はっきりとではないそうですが、
男性がホームから飛び降りるのが見えたそうです。

反射的にキャッと驚きで、顔をそむけたそうですが、
その先輩の友人は、驚きで硬直してしまい
事の顛末を凝視してしまったそうなんです。

聞き入っていた私たちも、
妙なリアルさと驚きと恐怖心で背筋がゾクッとしましたが、
その人物がどんな状態になったのかも怖いもの見たさでつい、
聞いてしまいました。

先輩も、その友人に後でどんなふうだったか聞いたところ、
赤い帽子を被ってるようだった』と答えたそうです。

ですが、なぜそのような気持ちになったのかは思い出せないのですが、
きっとその時の恐怖心を一掃したかったのか、

私たちは、少し小ばかにして『赤い帽子!』と笑い転げていたのです。
何となくその場は、おもしろおかしく笑って過ぎていきました。

その夜の出来事です。

その日は、彼氏の家に泊まりに行きました。
当時彼からもらったウッドビーズでできたネックレスをつけたまま寝ていました。

私は夢をみていました。
いつも夢はよくみるんですが、突然金縛りに合いました。

動きたくても動けない。声を出そうにも出ない。
苦しくて意識朦朧としていると、
目の前に真っ赤に血に染まった男の人が現れました。

首から下はなく、目がぎょろりとしてすごく怒った表情をしていて、
すぐに『赤い帽子』の人だとわかりました。

うなされながらしばらく経ったころ、
ブチンという音がして飛び起きました。

するとバラバラバラと、あのウッドビーズのネックレスが
切れて枕元に散らばったのです。

怖くて怖くて、隣に寝ている彼を揺さぶりましたが、全く起きてくれません。
あの時ばかにしたからだ!とすぐにわかりました。

すると消していたテレビが突然ついてすぐに消えました。
恐怖ですぐに立ち上がって、部屋の電気をつけました。
怖さで震えて、気を失ってしまいました。

目覚めてからは、すこし落ち着きを取り戻してはいましたが、
心霊スポットと名のつく場所へ行って
さらにそこで起きたことをふざけてばかにしてはいけないと強く思いました。

あれ以来、赤い帽子という話も、心霊体験のような話も、
自らすすんでおもしろおかしく話すことはしなくなりました。

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