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初めてこういった文章を書かせていただきます。
たどたどしい文章とは思いますが、お話させていただきたいと思います。

最初に体験したのは、私がまだ中学2年生の頃でした。

その当時、私は学校の部活動により最寄りの駅に着くのが夜の21時前、
そして最寄りの駅から21時21分の最終バスに乗って
家の近くまで行き徒歩で帰る、そういった道のりでした。

ですが、やはりまだまだ元気な中学2年生とはいえ、
度重なる部活動の毎日からか、最終バスの中で寝過ごしてしまう
ことが何度もあり、終着のバス停から歩いて帰る羽目に…。

最初は終着のバス停から歩いて帰るのにも
結構な度胸が必要だったのですが、その時はケータイをいじりつつ、
圏外なので好きな音楽を聴きながら帰っていたりで、
その状況に慣れてきた頃の事でした。

終着のバス停から歩いて帰ると必ず山道が左手側に出てくるのですが、
その山道から、まるで登山でもしてきたかのような服装をした男性
の方が目の前に現れたのです。

そして立ち尽くしているものですから、
話しかけずにそのまま無視して帰ろうと、
前を通りがかると声をかけられました。

「これ、どこにある?」

そういっておもむろに写真を見せてきたのですが、
私にはまったくと言っていい程、それがなんなのかわかりませんでしたが、
何故か答えることが出来、私の進行方向…つまり、帰り道を指さしていました。

そうするとその男性の方は何も言わず、ただ進行方向に歩き出し、
しばらくするとまた山道の方に入って行ってしまいました。

それからというもの、こんな事が週に一度はあるといった具合で、
変な人もいるもんだなぁと思いつつも気にしてはいませんでした。

ところが、4回目の接触があるその日の朝、
私は母親に呼び止められ「あんた、これ持って学校いっておいで」と言われ、
何だろうとよく見てみると勾玉が付いた腕輪でした。

どうしてこんなものを渡すのか聞いてみたのですが、
いいからつべこべ言わずにもって行けの一点張りでした。

そしてその夜、腕に付けたまま帰路に着こうとバスに乗りました。
その時は、寝過ごさなかったのでちゃんと目的地に着けるはずだったのですが、
何故か、ほんとにそのときは自分でもわからなかったんです。
何故か終着駅で降りていました。

そのまま帰路に着こうと思い歩き出し、山道が左手側に出てきたとき、
またあの登山風の男性の方が出てきました。

そしてまたこう聞かれました。「これ、どこにある?」
今までは何も思わずただ素直に答えてきたのですが、
その時は何故かあぶら汗が噴き出るくらいに恐れおののいていたのを今でも覚えています。

そうして、怖がっている私をよそに
何度も何度も聞いてくる男性に「知らへん!」と言い、
走って逃げたのですがしばらくして振り返るともうそこに男性の姿はなく、
若干安堵の息をこぼしました。

それからまたしばらく歩いて私はあることに気づき、戦慄しました。
そう、あの男性がずっと聞いてきていたのは「夫婦岩」のことだったのです。

それに気づいてからは夫婦岩の方を見ないように歩いていましたが、
その時何か気配を感じ岩の方を一瞬見たとき、
あの登山風の男性と頭が狼?みたいで、
首から下は着物という感じの得体のしれないものも
岩の横に並んで立っていました。

ひょっとしたら信じられなさ過ぎて釘付けになりかけていたのが
原因かはわかりませんが、あの母親がくれた腕輪がいきなりはじけたのです。
それで我に返り、急いでその場を後にしました。

母親いわく、何かしらの形で私が岩に触ってしまったのが原因で
そういったものに目を付けられていたのではないかと、
後になって話してくれました。

確かに今思うと、友達とあの岩の近くでよく遊んでいた記憶があります…。

ヘンな話ともパッとしない話とも思いますが、
これが私の「夫婦岩」に関する心霊体験です。

ちなみにどこで見れるかというと
兵庫県西宮市鷲林寺南町というバス停で降りれば、
目と鼻の先くらいに近くにあります。

私の話は以上です。
くれぐれもいたずらにさわらないように…。

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