札幌市南区の「簾舞」地区。
国道沿いからちょっとはいったところに霊園があります。

この霊園と霊園に行く道の途中の坂を登って左手にある
廃屋に幽霊が出るという噂があります。

数年前に自然崩壊していているそうですが出るらしいです。
裏にある防空壕にもでるとか。
現在は宅地造成などで残っているかは不明です。

かなり前ですが会社の同僚が簾舞に住んでいました。
簾舞霊園に行く道の入口付近で、この噂の廃屋の近所です。

同僚が言うには「うちもでるんぜ~」。

普段から深夜に誰もいない仏間の電灯がついたり消えたり
怪現象がいろいろあるんだそうです。

特にお盆は絶対でるということなので旦那と一緒に泊りに行くことに。

ご家族の方は毎年のことであまり気にしていないようで
その晩はみんなで和気あいあいとご飯をいただいていましたら
突然、窓の左上の壁を「コンコン」とたたく音が・・・。

「あれがそう。毎年お盆になるとあそこから壁を叩く音がするんだよ」

そこは川の横で人の手が届くような場所ではないです。
ちなみに窓の方向は霊園のほうになります。

まさかと談笑を続けていましたが・・・
また「コンコン」という叩く音が。

窓越しにみても灯りもなく誰もいません。
そんな音が数回しました。

音もしなくなり夜もふけたので噂の仏間に通されました。

同僚と旦那と私の3人でお酒もはいり何事もなかったように
盛り上がっていたところ・・・旦那がいきなり寝てしまったんです。

お酒で寝るような人ではなかったのだけど
疲れたんだろうということで2人で話しこんでいました。

突然・・・旦那が泣きながら叫びだし尋常じゃない雰囲気。
あわてて起こしました。

「あれ?俺寝てた?」と本人はケロっとしてます。
たけど叫んでいた内容が内容なのでおそるおそる

「○○~いくな~とか叫んでたけど○○って知ってる人?」と聞くと
「そんな名字のヤツ俺の周りにはいない。ところでなんで泣いてたんだろう・・・。」

しばし沈黙。

「そういえば・・・そこは戦場で火薬の匂いがしていた」とポツリ
まさかの憑依現象でした!!!

後日談ですが。
同僚の家は道路拡張工事の際に取り壊されることになりました。

工事の人が測量のために家があったあたりの写真を撮ったそうです。
道路側からなのでちょうど霊園方向になります。

その写真には謎の光のようなものが映りこんでいたそうです。

関連する心霊情報