明治の産業遺産として長崎の軍艦島(端島)の一つが
世界遺産に登録されるかもしれないというニュースが飛び交っています。

この炭鉱の廃墟跡は今や観光の名所になっていて多いに賑わっていますが、
やはり夜ともなると昔の生活感が漂ってきて、
心霊スポットの一角を占めているのかもしれません。

仙台から八幡平に行く途中に「松尾鉱山跡」っていうのにお目にかかりました。

東北自動車道からICからアスピーテラインを上がって、
自然豊かな「八幡平」へ向かってゆくと、
標高が900から1000m辺りに松尾鉱山跡につきます。

松尾鉱山というのは明治から昭和にかけて、
日本国内で最大と言われた硫黄の採掘で名を馳せた所です。

その鉱山に従事する人達の住居がこの松尾鉱山の住居跡になります。
昭和期の最大の時期には人口が1万人を超えたと云われるほどの
一大タウンであったのです。現在は其れ等の遺構が原野の中に残されているのです。

住宅は公団住宅のような中高層の鉄筋コンクリートの集合建物が並び、
周辺には小学校や中学校、それに病院などの生活環境の跡が、
山中に廃墟として残っているのです。

此の廃虚と化した建物群は、未だ生活の匂いが感じられる
正しく代表的な心霊のスポットと云えるところなのです。

当の長崎の軍艦島もそうでしょうが、
当時としては日本における最先端の生活施設を備えた近代的な街や都市が形成され、
雲上の楽園とも呼ばれたといわれます。

その松尾鉱山も昭和後期の閉山後には、
周辺地域の木造関係の建物は焼却されて一切が消えて無くなったが、
しかし、今でも鉄筋コンクリートの建物だけが廃虚として残されているのです。

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