長野県上田市

長野県上田市街地から小諸・軽井沢方面へ向かう国道18号線
バイパスとして便利な「浅間サンライン」という道路があります。

その道路の上田市古里という地籍にある山をくり抜いて作られた「野竹トンネル」は
心霊スポットとしても有名なのですが、昔は野竹トンネルがなくて、
山を越えられないので随分遠まわりをしていったとか聞きます。

野竹トンネルは、ものの1~2分ほどで通りぬけられますので
割と短いトンネルで、西側の上田方面からの入り口では特に何もないのですが、
逆方向の東側つまり軽井沢よりのトンネル入り口の上を見ると、
山のてっぺんに何と「お墓」がいくつか並んでいます。
車はみんなお墓の下を通るのです。

なぜ、トンネル工事をすると決まってからも
あのお墓は改葬されなかったのでしょうか。

あのお墓へお参りするにはどの道を通って行けば良いのか、
わかりませんが、足で上って行く必要があります。

そのため、野竹トンネル内を夜に横切る老婆の姿、
というのが今までに目撃されていて、私の知人もその昔面白半分で
肝試しに行ったところ、エンジンが止まったりと怖い思いをしたそうです。

また、「野竹トンネル」という表示に併記して
Notake Tunnel」という英語表記があるのですが、
「No=通行不可」とも取れるため、外国人の方にとって一瞬、
「通ってよいトンネルなのだろうか?」と
ためらいを感じさせる意味も含まれています。

野竹トンネルの東側出口のすぐ先には、車で通ると目立たないのですが、
現在「山洋電気」の新工場の手前に橋がかけられています。

今からもう20年以上も前のことになりますが、
その橋で死亡事故が発生しました。

10代の少年少女と高校生の乗った車が、対向車もないのに
何かをよけようとしてトンネルをでた直後、橋に激突してしまいました。

その橋はもう古いのですが、事故により修復された一部分だけ
今もあざやかな青色で塗装されていているので目立ちます。
時々ここを通ると、今でもビール、缶コーヒー、タバコが備えられています。

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