〒822-0122 福岡県宮若市下2389−5 力丸ダム
力丸ダムの幽霊と殺人事件:福岡最恐心霊スポットの真相
力丸ダムは、福岡県宮若市に位置する八木山川上流のダムで、洪水調節や水道・工業用水の供給を目的とした県営の多目的ダムだ。高さ49.5mの重力式コンクリートダムで、周辺は山に囲まれた静かな環境にある。観光地としてはバス釣りスポットとして知られるが、過去の殺人事件や心霊現象の噂から、不気味な場所としても名高い。
名称 | 力丸ダム(りきまるダム) |
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所在地 | 福岡県宮若市下 |
アクセス | JR鹿児島本線 赤間駅から車で約40分、九州自動車道 若宮ICから約20分 |
危険度 | ★★★☆☆(殺人事件の歴史と心霊噂から中程度のリスク) |
歴史と背景
力丸ダムは、1953年の西日本水害を契機に計画された。八木山川流域は水害常襲地帯で、洪水対策と工業化に伴う水需要増に対応するため、1959年に着工、1965年7月に完成した。水没した集落36世帯の協力があって成り立ったダムで、湖畔には慰霊碑が建つ。この碑は建設中の殉職者を悼むものとされるが、詳細は不明だ。
力丸ダムの暗い歴史は、実際に起きた殺人事件に彩られている。以下に代表的な事件を挙げる。
1979年7月23日(OL強姦殺人事件)
福岡県中間市を走行中のOLが男に「ナンバープレートが外れている」と声をかけられ、車を停車。男は車に侵入し、OLを気絶させて力丸ダム近くに連行、強姦後に絞殺し、雑木林に遺棄した。犯人の大八明利(当時21歳)は逮捕され、無期懲役が確定(西日本新聞報道)。
1979年11月15日(保険金殺人事件)
北九州市の暴力団組長が妻に1億4800万円の保険をかけ、配下の男に殺害を指示。男は妻を乗せた車を力丸ダムに転落させ水死させたが、脱出に失敗し共に死亡。組長は保険金殺人罪で逮捕された(朝日新聞報道)。
1994年(吊り橋殺人事件)
男女間のトラブルから3人の男が女性を呼び出し、暴行後に力丸ダムの吊り橋から突き落として殺害。別件で逮捕された3人が自供し、再逮捕に至った(読売新聞報道)。
これらの事件は、力丸ダムを単なるダム以上の存在に変えた。周辺の廃墟や孤立感が、悲劇の舞台としてのイメージを強めている。
心霊現象と目撃談
力丸ダムの心霊噂は、殺人事件の多さに起因する。「湖畔で女性の霊を見た」「釣り中に足を引っ張られた」との報告が後を絶たない。特に、1979年と1994年の事件で被害者が女性だったことから、「泣き声が聞こえる」「白い影が橋に立つ」との目撃談がSNSで拡散。地元釣り人からは「新車が突然エンストした」との話もあり、怨霊が機械に干渉するとの都市伝説も。幽霊も「ワイら事件の記憶や!」と訴えてるのかもしれないが、事件の凄惨さが噂を増幅しているのは確かだ。
現地レポート
力丸ダムを訪れると、まず静かな湖面と山々が広がる。昼間は釣り人が竿を垂らし、桜並木が春には彩りを添える。しかし、吊り橋や慰霊碑の周辺に立つと、どこか重い空気が漂う。夜になると街灯が少なく、霧が立ち込めれば視界がほぼゼロに。廃墟となったスケート場や十二支苑の不気味さが際立ち、「何かいる?」と感じる瞬間がある。風が湖面を叩く音が、遠くの叫び声と錯覚されることも。心霊より先に、足元の岩場に気を取られるのが現実的だ。
科学的・心理的考察
心霊現象は、自然と心理が絡む。「足を引っ張られる」は湖風や水流の錯覚、「泣き声」は風や鳥の音が原因だろう。殺人事件の歴史が、訪れる者に不安を植え付け、廃墟の荒廃が恐怖を増幅する。エンストの話は、電磁波や心理的緊張の影響かもしれない。科学的には錯覚だが、力丸ダムの過去が怪奇な空気を生み出すのは否定できない。
力丸ダムでの恐怖体験談
福岡県で心霊スポットと言うと、
多くが「犬鳴」と答えると思います。
しかし、その近くにもう一つの心霊スポットがあり、
それが「力丸ダム」です。
「力丸ダム」は八木山川上流に位置する多目的ダムで、
力丸ダム湖では釣りをする人もいる
一見心霊スポットとはかけ離れた場所です。
しかし、力丸ダムは2つのおぞましい事件の舞台となっていました。
【OL強姦殺人事件】
1979年7月、一台の車が力丸ダム近くで発見され、
付近の雑木林から福岡県在住のOLの全裸死体が発見されました。
犯人の男は中間市を走行中だったOLに
「ナンバープレートが外れている」と声をかけて車を止めさせ、
強引にOLの車に乗り込んで気絶させ、そのまま車で力丸ダムの近くに向かい、
OLを強姦して絞殺したそうです。
男は逮捕され無期懲役となったとされています。
【保険金殺人事件】
同年11月、暴力団会長の男は力丸ダム湖畔に妻を呼び出しました。
その時、男は馴染みのホステスの誕生会をそこでしていたらしいです。
車を運転するのは男の知り合い(Aさん)。
妻は目的地に向かいましたが、妻の乗った車はダム湖に転落し、
妻とAさんは亡くなりました。
実は、Aさんは大金を積まれて雇われた知り合いで、
妻を殺すことが目的だったそう。
Aさんが亡くなったことは偶然らしいですが、
妻には約2億円もの保険金がかけられていたそうです。
最終的に暴力団会長の男は逮捕され、無期懲役となったそうです。
そんな事件が2つもあった場所なので、
当然私や私の周りの人間も力丸ダムに
肝試しに行ったりしました。
私が行った時には夜で暗くて水辺という事や
殺人事件という予備知識があったので、
不気味な感じは終止ありましたが、
特に心霊体験というものはしませんでした。
また、力丸ダムの近くには廃墟となった
「十二支苑」という薬師如来の礼拝所や
水子供養が行われる場所もあるそうです。
心霊スポットと言われる所以は、
このような神聖な場所の力と重なって
引き起こっているのかもしれません。
訪れる際の注意点
力丸ダムを訪れるなら安全第一。夜は道が暗く、吊り橋は老朽化で通行禁止なので近づかないこと。懐中電灯とGPSを用意し、山道の崩落に注意。釣りなら足元を確保し、廃墟への立ち入りは禁止されているのでルールを守ろう。心霊目的なら「ワイは釣り人や!」と心の中で叫びつつ、安全に気をつけて欲しい。幽霊より野犬や滑落が怖い現実もある。
周辺スポットと関連情報
- 犬鳴峠: 車で約30分。日本最恐とされる心霊スポット。
- 力丸十二支苑(廃墟): ダム湖畔の不気味な廃寺院。
結論と感想
力丸ダムは、自然美と血塗られた過去が交錯する場所だ。殺人事件が心霊噂を生み、怪奇体験はスリルを求める者に魅力だが、証拠は薄く、自然現象の可能性が高い。それでも、夜の湖畔に立てば何かを感じる瞬間がある。
力丸ダムに関する心霊スポット情報まとめ
力丸ダムは、1965年に完成した福岡県営の多目的ダムで、洪水調節と水供給を担う。1979年のOL強姦殺人事件と保険金殺人事件、1994年の吊り橋殺人事件がその名を暗く染め、心霊スポットとしての噂を育んだ。女性の霊や足を引っ張る感覚の目撃談は、風や心理的錯覚が大半と考えられるが、事件の重みが不気味さを際立たせる。昼は釣りや自然を楽しむスポット、夜は少しドキドキする場所として訪れるのがおすすめ。安全に気をつけつつ、幽霊に「ワイも観光やで!」と声をかける余裕があれば、力丸ダムの二面性を満喫できるだろう。
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