〒680-0011 鳥取県鳥取市東町2丁目 鳥取城跡

鳥取駅より車で10分ほど行った所に、鳥取城趾があります。
戦国時代、羽柴秀吉(後の太閤豊臣秀吉)が攻めた城の一つになります。

その攻城戦は「鳥取の飢え殺し(かつえころし)」と
言われるほどの兵糧戦でした。

秀吉の兵糧戦とは、城に立て籠もった敵に対して、
補給路を断ち、敵方を飢えさせて、餓死や内紛、士気の低下を誘う戦の事です。
当然城には、武士だけでなく、付近の農民も逃げ込みます。

秀吉は、敵方の降伏開城までそれら一切を飢え殺しに、
助命を請う者達まで鉄砲で打ち倒したと言われます。

そんな鳥取城趾は、日中は鳥取市内の観光スポットになってるほどの
知名度はありますが、いざ夜になると地元の人は誰も近づきません。
近づくのは、心霊ツアーをする大学生ぐらいです。

自分が大学生の頃、鳥取城趾への肝試し
毎年恒例の新入生歓迎コンパでの定番コースになっていました。

3、4人のグループを作り、グループで展望台になってる広場まで、
いくつかあるルートの中で好きに選んで目指しました。

広場までは、戦国期のお城にあるような、
曲がり道や石段、石垣が続いています。

そこに山城でもあるので、道は整備されていますが、
少し外れると鬱蒼と木々が繁っています。

自分のグループには、たまたま霊感がある女の子がいました。
広場まで後半分という所でその子が「足が痛い」と座り込みました。

慌てて近くのベンチに座らせて携帯の画面の光で、
さすっている足を照らしてみました。

照らしてみても、特に異常はなく、
その子と同期を先に駐車場まで返す事にしました。

心配しながら先に進み、少し開けた所で、
二人を探して恐怖を感じました。

二人は少し休憩してたのか、開けた所のベンチで座っていましたが、
二人の足元に、無数に絡みつく様な手がいくつも地面から出ていました。

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