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鳥取駅より車で10分ほど行った所に、鳥取城趾があります。
戦国時代、羽柴秀吉(後の太閤豊臣秀吉)が攻めた城の一つになります。

その攻城戦は「鳥取の飢え殺し(かつえころし)」と
言われるほどの兵糧戦でした。

秀吉の兵糧戦とは、城に立て籠もった敵に対して、
補給路を断ち、敵方を飢えさせて、餓死や内紛、士気の低下を誘う戦の事です。
当然城には、武士だけでなく、付近の農民も逃げ込みます。

秀吉は、敵方の降伏開城までそれら一切を飢え殺しに、
助命を請う者達まで鉄砲で打ち倒したと言われます。

そんな鳥取城趾は、日中は鳥取市内の観光スポットになってるほどの
知名度はありますが、いざ夜になると地元の人は誰も近づきません。
近づくのは、心霊ツアーをする大学生ぐらいです。

自分が大学生の頃、鳥取城趾への肝試し
毎年恒例の新入生歓迎コンパでの定番コースになっていました。

3、4人のグループを作り、グループで展望台になってる広場まで、
いくつかあるルートの中で好きに選んで目指しました。

広場までは、戦国期のお城にあるような、
曲がり道や石段、石垣が続いています。

そこに山城でもあるので、道は整備されていますが、
少し外れると鬱蒼と木々が繁っています。

自分のグループには、たまたま霊感がある女の子がいました。
広場まで後半分という所でその子が「足が痛い」と座り込みました。

慌てて近くのベンチに座らせて携帯の画面の光で、
さすっている足を照らしてみました。

照らしてみても、特に異常はなく、
その子と同期を先に駐車場まで返す事にしました。

心配しながら先に進み、少し開けた所で、
二人を探して恐怖を感じました。

二人は少し休憩してたのか、開けた所のベンチで座っていましたが、
二人の足元に、無数に絡みつく様な手がいくつも地面から出ていました。

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