集団ヒステリーって、要するに「誰かが『ギャー!』って叫んだら、みんなで『ギャー!』ってなる」現象ですよね。中世の舞踏病では「踊りすぎて死ぬまで止まらない」とか、現代でも学校で「変な臭いがする!」ってパニックになって生徒がバタバタ倒れたり。冷静に考えれば「いやいや、そんなわけないやん」ってなるけど、その場にいたら「うわ、私も踊っちゃう!」「私も倒れなきゃ!」って同調しちゃう。人間って、案外ミーハーなんです。
で、このヒステリー、怖い話と結びつくと大変なことに。例えば、誰かが「この廃墟で幽霊見た!」って叫んだら、友達全員が「え、マジで?私もなんか見えた気がする!」って大合唱。しまいには「足音がした」「冷たい風が吹いた」とか、創作大会が始まる。これ、ホラー映画より面白い脚本ができる瞬間ですよ。
心霊スポット:噂が育てるお化けの名所
心霊スポットって、ぶっちゃけ「場所+怖い話=観光地化」の公式でできてますよね。廃墟とかトンネルとか、別に普通の場所だったはずが、「昔ここで何かあったらしいよ」って噂が広まると、もう立派なお化けの住処に昇格。青木ヶ原樹海とか、ただの森だったのに「自殺の名所」「霊がウロウロ」って話がつけば、みんな「行くしかない!」ってなる。怖いもの見たさって、人間の悪い癖です。
でもね、心霊スポットって実は「集団ヒステリーのテーマパーク」みたいなもんじゃないですか?肝試しに行ったグループが「何かいる!」って騒ぎ出して、帰りに「いや絶対ヤバかったよね」って語り合えば、その場所の「心霊ポイント」がグングン上がる。口コミで「マジでヤバいらしいよ」って拡散されて、ついには地図に載っちゃう勢い。幽霊さんも「え、私そんなに人気?」って困惑してるかもしれません。
どっちが先?ニワトリと卵の恐怖バージョン
じゃあ、集団ヒステリーと心霊スポット化、どっちが先かっていうと、まさに「ニワトリと卵」状態。
- ヒステリーがスポットを産むケース: セイラム魔女裁判みたいに、みんなで「魔女だ!悪魔だ!」って大騒ぎした結果、「あの丘、呪われてるっぽいね」って心霊スポット化。処刑場跡が今じゃ観光名所ですよ。魔女たちも「いや、ちょっと待って、私ら踊ってないし!」って天国で苦笑いしてるかも。
- スポットがヒステリーを呼ぶケース: 青木ヶ原樹海みたいに「霊が出るらしい」って噂が先走ってて、そこに行ったグループが「うわ、影が動いた!」ってパニック。誰かが「コンパス狂ってる!」って叫べば、もう全員「霊に取り憑かれた!」って大騒ぎ。コンパスが壊れてただけかもしれないのにね。
どっちにしろ、人間の「怖がりたい欲」と「みんなで盛り上がりたい欲」がタッグを組んで、恐怖の連鎖が止まらないんです。
現代のスパイス:SNSで加速するお化けブーム
今じゃSNSがあるから、この関係性が爆速で進化します。Xで「トンネルで幽霊見た!」って投稿すれば、即座に「私も!」「動画撮った!」ってリプが飛び交う。誰かが「やばい雰囲気だった」って写真上げたら、「確かにヤバそう!」ってフォロワーが勝手に怖がってくれる。こうして、心霊スポットが「いいね!」で育っていくわけです。幽霊も「フォロワー増えた!インフルエンサー目指そ!」って喜んでるかも。
逆に、集団ヒステリーもSNSでリアルタイム中継。「学校で変な音した!」って誰かがポストしたら、「私も聞いた!」「教室の窓が勝手に開いた!」って大パニック。次の日には「うちの学校、心霊スポットじゃん」って噂が完成。先生は「ただの風です!」って呆れてるのに、誰も聞いてない。
結論:人間が一番怖い(笑)
結局、集団ヒステリーと心霊スポット化って、人間の「ビビりスイッチ」と「話盛っちゃう癖」が作り上げたコンビ芸なんですよ。ヒステリーがスポットを名所に押し上げ、スポットがヒステリーを呼び戻す、まさに恐怖のキャッチボール。幽霊はただの観客で、「お前ら、勝手に盛り上がってんなぁ」ってポップコーン食べて見てるだけかもしれません。
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