長野県の南に位置する、松川町と中川村の境に位置する小渋ダム。
ここは地元では有名な心霊スポットになっています。
小渋ダムには生活道路から入って行けますが、だんだんと道幅道幅も狭くなり、
場所によってはすれ違いも難しい所もあります。
ダムと聞くとダム底に沈む死体や、水面下から足を引っ張られる
という話を思い浮かべるかと思いますが、
この小渋ダムは電話ボックスがカギになっています。
この話は私の知人が話してくれたものです。
その電話ボックスがあるのは、小渋ダムの近くの工事現場入口にあります。
昔は多くの場所にありましたが今ではあまり見かけなくなりましたね。
緑の色をして、テレホンカードを入れる懐かしい電話です。
知人は友達と、その電話から自分の携帯電話に電話をかけました。
初めは、ルルルル・・・・と普通の呼び出し音が聞こえます。
「なんだ、やっぱり何もないじゃん」と切ろうとすると、
女の人の声が聞こえてくるのです。
知人と友達はびっくりして慌てて電話を切り逃げるようにして帰りました。
電話ボックスを後にしてすぐ、後ろに車が付きました。
安心した知人はさっきの出来事は忘れようと友達と話し家路を急いでいました。
すると、後ろに付いた車がクラクションを鳴らしてくるのです。
嫌な車が付いたなと思っていましたが、パッシングもされるので
先に行かせようと思い路肩に車を止めました。
すると、追い抜いていこうとした車の運転手が窓を開けて怒って来たのです。
「通行が無いからって車の上に人を乗せて遊ぶなんてどうゆうことだ!!!!」と。
初め知人は何を言われているのか分からなかったといいます。
慌てて車の上を見てみると、知らない女が車にしがみついていました。
悲鳴をあげ無心で運転し見慣れた道に出る頃には女の姿は無かったそうです。
それ以来、知人は心霊スポットには近づかなくなりました。
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