戸山公園の「箱根山怨霊」とは?

東京都新宿区戸山にある戸山公園は、人工の箱根山(標高44.6m)を中心とした都立公園です。自然と歴史が共存する憩いの場として知られていますが、旧陸軍施設跡という過去と1989年の人骨発掘事件により、心霊スポットとしての不気味な噂が絶えません。昼は散歩道や桜の名所として親しまれる一方、夜になると異様な雰囲気が漂い、オカルト愛好家の間で注目されています。

危険度 ★★★☆☆(中程度の心霊噂と歴史的背景による緊張感あり)
名称 戸山公園「箱根山怨霊」
所在地 東京都新宿区戸山
アクセス 東京メトロ副都心線「西早稲田駅」から徒歩約10分

歴史と背景

戸山公園は、江戸時代に尾張徳川家の下屋敷があった場所で、明治時代には陸軍戸山学校や軍医学校が設置されました。昭和期には731部隊関連の防疫研究室が存在し、暗い歴史を刻んできました。特に1989年、国立感染症研究所の建設工事中に100体以上の人骨が発掘され、切断や穴開けの痕跡が見つかったことから、人体実験の犠牲者ではないかとの憶測が広まりました。この事件が、心霊スポットとしての噂の大きな要因となっています。

戸山公園「箱根山怨霊」での恐怖体験談

戸山公園を訪れた人々から寄せられた不思議な体験談を紹介します。箱根山の暗さが際立つエピソードが特徴です。

ある夜、40代男性が箱根山の山頂付近を散歩中、「白い影が動いた気がした」。街灯の少ない山頂で、木々の間を漂うように動く影を見たが、振り返ると誰もおらず、急いで下山したという。

国立感染症研究所が建設中の1989年に、
地面を掘り返すと無数の人骨が見つかります。

もともと陸軍軍医学校があった場所ということもあり、
戦時中に亡くなった兵士の遺体と考えられ、
それ以上調査されることはありませんでした。

ところが、
人体実験の悪名名高い731部隊の本拠地が
陸軍軍医学校にあったことで、
発見された人骨は人体実験で殺された人の
遺体なのではないか
とウワサを呼びます。

人体実験に使用された遺体を埋葬するのを手伝った、
そう告白する陸軍軍医学校の職員だったという人物もあらわれ、
オカルト好きの間ではいわくつきの場所として知られるようになります。

私もこの話に興味があったので、
国立感染症研究所の近くで誰でも自由に行くことができ、
この下にも人骨が埋まっているとウワサされる戸山公園を訪れました。

オカルト好きとしては
寂しい公園の方が雰囲気があってよかったのですが、
戸山公園は本当にのどかな公園で、
地方から遠征した私は何よりもその広さに驚いていました。

人骨が埋まっているとウワサの広場の写真を撮って、
次のスポットへ移動しようとした時です。

まだ日も高いのに、
夜中に聞こえるネコの鳴き声のような声が
どこからか聞こえて来ます。

辺りは赤ちゃんどころか人気がなかったので、
ネコが何処かでないているなと思ったのですが、
こんな時間にネコは鳴きません。

もっと年上が大声を出してるようだったぞと、
さっき聞こえた声を思い返して、
自分の心臓が脈打つ音が大きくなります。

自分の足元には、
人体実験で殺された人が埋まっているかもしれない。

そんな風に考えると、
一歩前に出るだけで何か起こるような気がして、
私は怖くて動けなくなってしまいました。

とにかくじっとしていても仕方が無いので、
気合を入れるためにヨシと声をだして、
大股の早歩きで戸山公園を立ち去りました。

その後立ち寄った神社やお寺の力なのか、
心配していた金縛りもなく、
私は無事に家に帰ることが出来ました。

それから私は公園が苦手になって、
公園の近くを通るときは早足で通り過ぎるようになりました。

この体験は、公園の静寂と過去の重みが混じり合い、訪れた者に不気味な感覚を与えています。

戸山公園「箱根山怨霊」の心霊噂とは?

戸山公園、特に箱根山周辺には、次のような不気味な噂が囁かれています。

人魂の目撃

「人魂が浮かんでいる」との報告が多数。夜の山頂や土手で、青白い光が漂う姿を見たという証言があります。

うめき声

「うめき声が聞こえる」という噂も。風のない夜に、苦しげな声が木々から響くとされ、人骨の歴史と結びつけられています。

トイレの首吊り霊

「トイレで首吊り霊が現れる」との伝説。公園内の公衆トイレで、自殺者の霊が目撃されると言われています。

現地レポート

昼間に戸山公園を訪れると、箱根山の緑豊かな風景と整備された遊歩道が広がり、穏やかな雰囲気が漂います。しかし、夜になると木々が視界を遮り、山頂付近は薄暗く不気味に。個人的には「昼は散歩に最適だけど、夜は何かを感じそう」と感じました。特に風が木々を揺らす音が、うめき声のような錯覚を誘います。

科学的・心理的考察

「人魂」は、携帯のライト反射や大気中の水分による錯視の可能性があります。「うめき声」は、風が木々や構造物を通る際の音が原因かも。「首吊り霊」や「白い影」は、暗闇での視覚的錯覚と、過去の人骨発掘による心理的影響が大きいと考えられます。歴史的な背景が、訪れる者の恐怖心を増幅させているのでしょう。

訪れる際の注意点

戸山公園「箱根山怨霊」を訪れる際は、安全確保のために以下の準備をしてください。

  • 懐中電灯:夜間は視界が悪く、足元が危険なので必要。
  • 靴:山道を歩くため、滑りにくいものを。
  • 注意:私有地や立ち入り禁止区域には入らない。

周辺スポットと関連情報

  • 新宿御苑: 観光名所で、心霊噂はほぼなし。
  • 大久保地区: 戸山公園の一部で、霊的な話が一部あり。
  • 参考情報: Xで「戸山公園の夜は不気味」との声。

結論と感想

戸山公園の「箱根山怨霊」は、自然と歴史が交錯する場所です。人魂やうめき声の噂は確証に欠けるものの、1989年の人骨発掘が不気味さを際立たせています。都会の中の異空間として、廃墟好きや心霊スポット巡りが趣味の人に訪れる価値あり。ただし、足元の安全が現実的な課題かも。

戸山公園「箱根山怨霊」に関する心霊スポット情報まとめ

戸山公園は、新宿区にある都立公園で、箱根山が特徴です。旧陸軍施設跡で1989年に人骨が発掘され、人魂やうめき声、首吊り霊の噂が広がっています。科学的には風や心理的要因が影響していると考えられます。興味があれば、歴史と不気味さを味わいに足を運んでみてはどうでしょう。