〒381-0000 長野県長野市長野元善町491
実際に私が体験した事をお話します。
ある日、家族で長野県にある善光寺にお参りに行こうと急遽決まり、
プチ旅行がてら行きました。
善光寺に着いたのは、お昼頃でした。
うちの子供が初めてだったので、御堂をバックに記念撮影をして、
御堂の中の暗い回廊にも行き、触ると極楽浄土出来ると言われている鍵も触り、
とても楽しいひと時でした。
帰り道の車の中で、唐突に眠気とゾクゾクっとする悪寒みたいなものに襲われ、
家路に着くまで眠ってしまった事を覚えています。
家に着いた時には、38℃超えの高熱に襲われ寝込んでしまいました。
寝込み始めて、しばらくすると部屋のドアが開いたり閉まったりしている事に気が付き、
私はてっきり旦那がワザとしているんだと思っていました。
そして、旦那が部屋に寝るために入って来た時に、その事を尋ねると、
「俺は、テレビの部屋から出ていない。お前こそ、何回トイレ行ってるんだよ!」
・・・え?私寝込み始めてから、1度もトイレなんか行ってない!!ポルターガイスト!?
朝になると、嘘だったかのように熱が下がり、
ポルターガイストもなくなりました。
後日、霊感の強い人に聞いたのですが、私はもともと憑依体質らしく、
連れて帰って来てしまったとのことです。
そして、忠告を受けたのが御堂をバックに写真を撮ってはいけないという事。
カメラと御堂の間に入ってしまうと、
あまり良くないらしく体調を崩すことがあるそうです。
また、私の場合、午後にお参りするのも良くないそうです。
午後の14~16時は、丑三つ時と一緒で色んな物が動き出す時間だそうです。
みなさんも、お気をつけください。
2015年3月20日 at 3:10 PM
あれは3年前の夏のことです。
善光寺の近くの町に育ったわたしですが、
なかなかお参りに行けなかったので、友達を誘い善光寺に行きました。
門前のお蕎麦屋でお昼を食べてから、善光寺をお参りした時は午後の2時頃だったでしょうか。
それから、善光寺の東にある城山公園のほうに向かいました。
そこは春は桜で有名な丘になっていて、道の左側は公園と美術館、右側はわたしが卒業した小学校です。
その道を上がっていくと、丘の頂上の左に大きな神社、右には公民館となるのですが、
あまりに暑かったので、小学校時代に放課後毎日のように遊んだ、
公民館裏の林のようになっている場所に向かいました。
そこはお花見のシーズンはたくさんの人が訪れますが、車が入る道はなく、
端のほうに料理屋が一軒あるだけの静かな場所です。
「ここら辺でよく遊んだのよ。」と友達に話しながら、歩いていると、
あれだけ暑かったはずなのに、スーッと涼しくなりました。
「やっぱり木が多いと涼しいねえ。」と友達。
わたしも、「本当、日陰はいいねえ。」などど応じた時のことです。
ぞわっと涼しいというより、悪寒がはしったのです。
えっ、これ何と思った瞬間、友達が「わっ!」と声をあげました。
「何?」と聞くと、
「あそこ・・・」と松が数本生えているところを指さすのです。
その方向を見てもわたしには何も見えません。
「何?何も見えないじゃん。」と言った時、
いきなりたすきがけに肩に掛けていたバッグが足元に落ちました。
今度はわたしが「わっ!」と声を上げてしまいました。
どういうわけかバッグの肩紐の留め金がとれていたのです。
悪寒といい、友達が見たものといい、バッグといい、
変なことが立て続けに起こって、一刻も早くそこから立ち去りたいはずなのに、
わたしも友達も足がすくんだのかそこから動けなくなってしまいました。
どうしようと、思わず友達と手を取り合っていると、
わたしにも松の向こうに男の人が立っているような気がしてきました。
「あの人?」と声を漏らすと、「ねっ、そうでしょ。」と友達。
二人が一緒にそちらを見ていると、その影のような男の人が
スーッと空気が流れるように丘の下に消えたのです。
その瞬間、あまりの怖さに二人とも立っていられず、座り込んでしまいました。
座ったせいで視線が丘の下に届き、何か赤いものが目に入りました。
よく見ると、その道の下は急な崖になっているのですが、
その崖の途中のわずかな平地に小さな赤い鳥居と祠があるではありませんか。
その時思い出したのです。
小学生の時、ある時から全くこの場所で遊ばなくなったことを。
そうです。
その当時小学校の子供たちの間で、ここの林のどこかで男の人が自殺したと噂になっていました。
その噂を聞いたのに、怖いもの見たさで一度だけここへ友達数人と来たことがあったのです。
その時ふざけて大騒ぎで歩いていたのですが、
この小さな赤い鳥居の上の道を通った時、急に寒気がしたのです。
それはわたしだけでなく、そこにいた全員がぶるっと震えたのです。
「ここだ!この松で死んだんだ!」と一人の男の子が叫びました。
その声を聞いた途端、わーっとみんな一斉に叫び、走り出しました。
足の遅いわたしが一番最後になってしまいました。
必死にみんなを追いかけているうち、なぜか振り返りたいという気持ちを抑えられませんでした。
一瞬振り返ると、目の端に道の下の赤い鳥居の先端がちょっと見えました。
でもそれだけじゃなかったのです。
なぜかその鳥居の先に手のようなものがヒラヒラ動いているのです。
まるでさよならと手を振っているように。
座り込んだ友達と何とか立ち上がって丘を抜けた時思いました。
あの時見た手のひらは、サヨナラと振っているように見えたのですが、
あれは、おいでおいでと振っていたのかもしれないと・・・