高知県南国市には、
生首が飛ぶ某神社と呼ばれている神社があります。
藤宮神社は南国市の国分川沿いにある、
田んぼのど真ん中にある神社なのですが、
この神社に女の子が一人でいたら、
それはこの神社で行方不明になってしまった女の子かもしれません。
その女の子が行方不明になったのは、
ずいぶんと昔の事件なので事件の詳しいことはわかりませんが、
藤宮神社には、この女の子が関わっていると思える話があります。
それは、ある高校生のグループが
藤宮神社の境内で遊んでいたときの話です。
気がつくと神社の境内に、
見慣れない女の子がいつのまにか一人で立っていました。
女の子に声をかけると、
ニコリとしたはずの女の子の顔は、
頭と一緒に何処かへ飛んでいったという話です。
この話を知った私の友人が、
何人かで実際に藤宮神社へ行くことになりました。
国分川沿いの道路から神社を囲む林が見え出したあたりで、
一緒に行動していた内の一人が急に怖がり始めました。
ここまで来たんだからと強引に境内まで行ったのですが、
怖がった友人の目からは涙が流れ出していました。
その人はどうして自分が泣いているのかわからず、
困った顔をしながらゴメンと繰り返すたびに、
友人は強引にここまで来たことに罪悪感を感じたそうです。
井戸のある小さな神社はたしかに雰囲気のある神社ですが、
友人には怖いとかそういう感じがなかっただけに、
この出来事には衝撃を受けたようです。
ちなみに、藤宮神社に祀られた神様は、
ずっと以前に名前を忘れられていて、
どうしてこの場所に神社があるのか誰も覚えていないそうです。
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