〒370-3403 群馬県高崎市倉渕町水沼

地蔵峠は県道33号線の安中市(旧松井田町)と
高崎市(旧倉渕村)をつなぐ林道で、
勾配はそれほどきつくはないのですが、
道幅が広くなったり狭くなったりしています。

日当たりの悪い場所は薄気味の悪さを感じますし、
地蔵峠と呼ばれるような場所でもあって、
他に道があるのなら通りたくはない道です。

私が地蔵峠を嫌うのは、
車の運転が苦手というのもありますが、
ある出来事が強く影響をしているからです。

趣味の友人たちの運転で何度か地蔵峠は通っていて、
その日は初めて私の運転で移動していました。

太陽が昇り始める前の時間帯で、
夜と比べたらわずかに明るいだけの道を進むと、
道沿いにトの字の形をした、
入口に車を止めるスペースがある場所が見えてきました。

この場所は、ある姉妹のための慰霊碑に行くための入り口で、
聞いた話ですが、慰霊碑の近くには地蔵?がまつられているようです。

その入り口に人影を見た私は、車は見えないし、
このあたりに人が住んでいるのかなと疑問を口にだしたのですが、
友人たちは誰も人影を見ていませんでした。

これは聞いた話なのですが、
昔ある武将が子供を連れて敵ら逃げていたのですが、
このままでは全員死んでしまうと、
跡継ぎの長男だけを連れて逃げのびたそうです。

一緒に逃げていた姉妹は、
敵の手によって殺されるぐらいならと、
父親である武将の手で殺されてしまいます。

この姉妹のために慰霊碑がつくられたのはだいぶ後のことで、
その姉妹を供養しているのが私が人影を見た場所でした。

この出来事から、
地蔵峠を通るときにはお守りが手放せなくなりました

関連する心霊情報