愛媛県四国中央市 金砂湖
中央市の伊予三島と金砂を結ぶ、
国道319号線にある全長1.6㎞を超えるトンネルが
法皇トンネルです。
伊予三島と金砂は直線距離にすれば5㎞ちょっとなのですが、
法皇山脈が間にあることで交通の便が悪く、
法皇トンネルは昭和35年に住人の強い要望で作られた古いトンネルです。
私たちは友人が運転する車で四国を観光していて、
法皇トンネルを通ったのは、
愛媛から国道319号線を使って徳島に向かっていたからです。
国道だからと安心していたのですが、
トンネルは一車線しかなく、
道を間違えたのかと思ったら目の前のトンネルが正解で、
対向車が来ないことを祈りながらトンネルに入りました。
トンネル内にすれ違うスペースがあることを知って、
心に余裕が生まれたことと、
交通量が少ないことにも助けらながら、
トンネルを通過しました。
法皇トンネルの出口付近には意味ありげな石碑と電話ボックスが見えて、
近くにはわりと立派な滝もあって、
なんだか怖い場所だなと言いながら私たちは国道を進みました。
トンネルの出口には漏水に注意という看板もあったのですが、
私たちは車に絵具を塗ったような汚れが着いているのを、
休憩で車を降りたときに見つけました。
こびりついたような汚れに見えて、
ウソだろ?落ちるのこれ?というような感じでしたが、
雑巾で拭くとあっさりとキレイに拭き取れました。
法皇トンネルの出入り口、
特に電話ボックスのある金砂側では、
作業服姿の男の幽霊が出るという噂なのですが、
この時の私たちはこの話を知りませんでした。
ただ、汚れをふき取って黒くなった雑巾からいやなものを感じて、
その場で処分していました。
ただの汚れにビビり過ぎかと思っていましたが、
幽霊の話を聞いて、すぐに処分しておいてよかったと思っています。
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