私の実家（大分県猪野）の横には墓がいくつかあります。
その中に兵隊さんの像があります。

幼い時から見ていますが、
小さい頃はその像は敬礼をしてピシッとしていました。

しかし、現在は像の手は直れのままで
休めの姿勢に変わりました。

その評判を聞いてテレビ局の方も来られ中継されました。

みんな口をそろえて前はと言います。
私の記憶でもそうです。

いつ変わったのかはわかりませんがいつの間にかです。

それからというものお盆の時期が来ると
若者が写真を撮りに夜中来るようになりました。

誰に話してもあまり信じてもらえませんが事実です。
兵隊さんも疲れたのでしょうと思います。

動く兵隊さん像の評判はもうあまり聞かなくなりましたが
私は実家に帰るたびに思い出しています。

絶対に動いたと信じています。

この伝説は消してしまいたくないので
自分の甥にも伝えていこうと思っています。

出来たらまたうごいて元に戻ってくれないかなと思っています。

いまの平和な時代には
兵隊さんの像があること自体がおかしいと思います。

それだけで観光地としてやっていけるのでは。
兵隊さんの像は私としても他には見たことがありません。

たまたま私の実家の横にあるということは知ってもらいたい
(昔戦争があった)ということではないだろうかな。

その像は今現在月日を得て古くなり
まるで生きているように建っています。

魂が宿っているように。
写真に写らなければいいのに。

まだ知らない人にぜひ見てもらいたいです。

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