〒300-0402 茨城県稲敷郡美浦村大山
道の終りからその先は、もうこの世ではない。
医療機関の廃墟、霞ヶ浦分院が大山の県道120号線の終点にある
と聞いて思い出した言葉です。
その場所は元々は日本海軍の基地があった場所で、
戦後そこに残された建物を、その外観から宿舎だと思われる、
医療施設として生まれ変わらせた廃墟です。
医療施設としての役割を終えた霞ヶ浦分院は長らく放置され、
幽霊がでる廃墟としてメディア作品で取り上げられたのをきっかけにして、
オカルトや心霊マニアを中心に、
霞ヶ浦分院へ訪れる人が増えていきました。
友人Aが霞ヶ浦分院を訪れた時には、
周囲は金網で囲まれ建物の窓は頑丈な板で塞がれ、
センサーで反応する警報とライトが取り付けられた厳重な警備体制で、
ただの廃墟にしてはやりすぎと思えるものものしさだったそうです。
ここまで徹底的に侵入を拒むのは、霞ヶ浦分院に訪れた人の中に、
幽霊の影響で実害を受けた被害者がいるのではないか。
そう考えたAはがぜん興味が湧いてしまい、
AはAの友人達と霞ヶ浦分院に近づきました。
A達にはフェンスを超えて敷地内に入る度胸はなかったので、
フェンスの外から写真を撮ったり建物を観察したりしていると、
友人の一人が建物を見たまま震えていました。
どうしたのか理由を訪ねても、
ただ「窓」とだけ繰り返すばかりで、
A達が建物の窓を見てもなにもおかしいところはありませんでした。
突然のことにどうすることもできないAは、
次は自分がヤバイものを見るかもしれないことに恐ろしさを覚え、
震えている友人を無理やり引きずって運んでその場を逃げ出したそうです。
震えが止まらなかった友人も、
コンビニの看板が見える頃には落ち着きを取り戻して、
涙目で自分が見たものを話せるようになっていて、
板で塞がれた窓を見たら、
板と窓枠の間を横切った幽霊を見たということでした。
霞ヶ浦分院にどうして幽霊が出るのかは謎ですが、
人の世界の外にある建物だからこそ、
人ではないものが集まってしまうのでしょうか。
2016年7月19日 at 2:35 PM
ここ軍人病院は某有名心霊番組や、某有名心霊DVDシリーズ等に多く取り上げられている場所で、地元民、近くの市町村の人間なら肝試しする際は必ず訪れると言っても過言では無い有名な心霊スポットです。もう、結構な廃墟になっている場所で、病院がある場所も街灯などなく、草木に囲まれた所に有る為、なかなかの雰囲気を醸し出しています。自分が奇妙な体験をしたのが、約10年前位に友達4人と行った時でした。ちょうど某番組で取り上げられていて、そのノリで夜中の23時頃に行きました。場所に関しては有名心霊スポットなだけ有り、行った事が有る人に電話をしながら行ったため迷うことなく目的地に付きました。特別病院と言われるような物、外観もしておらず、見た目はただの廃墟でした。みんな怖がりながらも、心霊写真を撮ろうということになり、当時デジカメ等無く、道中のコンビニで使い捨てカメラを買いました。そして廃墟について皆で記念撮影を撮るといって、カメラのシャッターを押したのですが、今まで見たことも無い様な、誰が経験してもおかしいのが分かる様なビックリする位フラッシュが光りました。この件に関して誰も何もつっこまなかったのですが、これを機に全員の空気が重くなりました。その後色々な個所の写真を撮ろうしたのですが、最初の一枚でフラッシュが壊れ、暗闇の中の懐中電灯の灯りの先をパチパチとっているだけでした。その後特に何も起こらず帰宅しました。写真現像係は私だったのですが、現像した写真取に行き、家で1人で写真を見た時は流石にゾッとしました。最初に撮った写真はフラッシュが凄かったせいか、周りの風景がハッキリわかる位まるで昼間に撮った写真のようでした。それだけではなく、尋常じゃ無い位のオーブが移っており、我々4人の顔にオーブ(この後日にオーブと知った)が覆いかぶさり、顔が分からない程でした。残りは全部ピントがズレ、なんだか分からない物しか有りませんでした。流石に気味が悪くなった我々はネットで心霊写真等を供養してくれる所を探し、お払いをしてもらった後、写真を納めさせて頂きました。