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道の終りからその先は、もうこの世ではない

医療機関の廃墟霞ヶ浦分院が大山の県道120号線の終点にある
と聞いて思い出した言葉です。

その場所は元々は日本海軍の基地があった場所で、
戦後そこに残された建物を、その外観から宿舎だと思われる、
医療施設として生まれ変わらせた廃墟です。

医療施設としての役割を終えた霞ヶ浦分院は長らく放置され、
幽霊がでる廃墟としてメディア作品で取り上げられたのをきっかけにして、
オカルトや心霊マニアを中心に、
霞ヶ浦分院へ訪れる人が増えていきました。

友人Aが霞ヶ浦分院を訪れた時には、
周囲は金網で囲まれ建物の窓は頑丈な板で塞がれ、
センサーで反応する警報とライトが取り付けられた厳重な警備体制で、
ただの廃墟にしてはやりすぎと思えるものものしさだったそうです。

ここまで徹底的に侵入を拒むのは、霞ヶ浦分院に訪れた人の中に、
幽霊の影響で実害を受けた被害者がいる
のではないか。

そう考えたAはがぜん興味が湧いてしまい、
AはAの友人達と霞ヶ浦分院に近づきました。

A達にはフェンスを超えて敷地内に入る度胸はなかったので、
フェンスの外から写真を撮ったり建物を観察したりしていると、
友人の一人が建物を見たまま震えていました。

どうしたのか理由を訪ねても、
ただ「」とだけ繰り返すばかりで、
A達が建物の窓を見てもなにもおかしいところはありませんでした。

突然のことにどうすることもできないAは、
次は自分がヤバイものを見るかもしれないことに恐ろしさを覚え、
震えている友人を無理やり引きずって運んでその場を逃げ出したそうです。

震えが止まらなかった友人も、
コンビニの看板が見える頃には落ち着きを取り戻して、
涙目で自分が見たものを話せるようになっていて、
板で塞がれた窓を見たら、
板と窓枠の間を横切った幽霊を見たということでした。

霞ヶ浦分院にどうして幽霊が出るのかは謎ですが、
人の世界の外にある建物だからこそ、
人ではないものが集まってしまうのでしょうか。

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