〒694-0305 島根県大田市大森町イ1597−3
夏休みに、アパートに住む同年代の子供たちを集めて、
マイクロバスを借りて石見銀山(町並み地区)へ行きました。
以前行った事がある私は案内役兼、
仕事で同行できない親の代理として同行しました。
田舎と言っても地方都市へ帰省する子供達は、
里山という雰囲気の中を移動するのが楽しそうでした。
移動が多いから子供の足だと楽しんでもらえるだろうか、
不安でしたが大丈夫だったみたいです。
気になったのが何もない所を指して、
あれなあにと聞いて来る子供がいた事です。
場所によって何かを感じる子は違うし、
すぐに感じなくなります。
私は見た事のない景色の中で、
出来事が全て不思議に見えるのだろう、
そう思っていました。
世界遺産に登録されると、
石見銀山の案内から名前が消えた場所があります。
罪人達の処刑場跡地と、
処刑された人を埋めた千人壺です。
私が以前石見銀山を訪れた目的が、
この2箇所だったのですが。
子供達が指す方向が、
処刑場跡と千人壷だったのは本当にビックリしました。
罪人を処刑する場所と、
死体を詰め込む為の穴。
世界遺産登録を目指す頃から、
ほとんど管理されなくなったと聞いていましたが。
特に千人壷は、
このまま木々に埋もれるのでは無いかという様子で。
罪人の死体がある場所だと思っていたので、
その場所にいる事が怖くなったのを思い出します。
子供には違う世界も見えていると聞いたことが有り、
事故で死んだ鉱夫の方がさまよっていてもおかしくは無い。
気にしすぎだとは思いながらも、
帰る前にお寺の方向に向かい、
何もない事を祈って帰りました。
その後アパートで話を聞く限りでは、
何も起こっていないので、
ホッと胸をなでおろしています。
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