福岡県には皿倉山という夜景で有名な小高い山があります。
10年ほど前は夜間も車道は閉鎖されていなく、
若者がよくドライブにいくような場所。
私も当時友達と夜のドライブに行ったときのことです。
男女4人で山道をドライブ中、半分くらいまで車を走らせたあたりで
急にあたりが真っ白になり、まったく前が見えなくなるほどの霧に覆われました。
特に変な気分にはならず、
スピードを落としガードレールを気にしながら走行しました。
数分後さーっと霧が晴れた瞬間、冷や汗を感じました。
霧の向こうに現れたのは、下は崖のガードレールが車から数センチの所でした。
あと数秒ブレーキを踏むのが遅ければ4人とも真っ逆さまに落ちていたでしょう。
気を取り直して皿倉山の山頂へ向かいました。
何事もなく無事駐車場へ到着し、徒歩10分ほどの山頂へ。
カメラで夜景の写真を撮ろうと、私たちは赤外線付きの携帯電話で写真を撮りました。
数枚とっていたら、違和感を感じ、自分で撮影した写真を確認することにしました。
カラーで撮ったはずなのに、保存された写真は白黒でした。
そして夜景ではなく水玉のような白い丸いものが数点映り込んでいました。
おかしいな、設定を間違ったかな、と再度撮影を開始しました。
やはりおかしい。
もう一度確認すると・・・驚きました。
色は白黒、先ほどまでの水玉はなく、
画面いっぱいに見たこともない複数人の女性の顔が。
私たち4人しかいないこんな山のてっぺんで。
恐ろしくなりすぐ消去しようとしましたが、
友人が赤外線で自分に送信してくれとお願いされ、やってみました。
送信した写真はもとのきれいな夜景。
私の携帯の写真は女性の顔。
怖くなり震えながら写真はすぐに消去しました。
もう2度と皿倉山山頂の夜景は写真に収めようとは思いません。
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