宮崎県宮崎市の青島辺りは観光地でもある為、
今は廃墟だったホテルは殆ど取り壊されていますが、
この話は取り壊す前の実際のお話です。

長男が高校生の頃、何故か仲間達と青島橘ホテルという
廃墟のホテルや建物を肝試しのような、
探検をするような事をしていました。

私自身が少し不思議な体験をしたりする為、
廃墟の建物や心霊スポットと呼ばれるような所には絶対に行くな‼ 」
と何度も注意をしていたのですが、全く言う事を聞かず、
その日は、青島橘ホテルに行ったようでした。

青島橘ホテルで写真等を撮ったりしたようですが、昼間に行ったにも関わらず、
「夜に行ったの?」と思うような暗い室内で、
1枚目の写真を見た途端、私は気分が悪くなり、
長男に「いい加減やめないと、連れて帰ってるかもしれないよ」
とまた注意をして休みました。

私の不思議な力を全く信じていなかった長男でしたが、
夜中眠っていた時に何故かフッと目が覚め、
廊下の方を見ると男の子が歩いているのが見えたそうです。

てっきり隣の部屋で寝ている弟だと思ったらしく、
「夜中に何してるとや?」と言いながら起きて廊下に出てみると
居なくなったので、不思議に思い、隣の次男の部屋をのぞくと、
次男はグッスリと眠っていたそうです。

長男は「ちょっと寝ぼけてるかも」と思いながら、
自分の部屋に戻りベッドに横になると、また廊下を歩く音が聞こえたそうです。
その内に金縛りにあい、気付いたら朝になっていたと、私に必死で話してきました。

実は、長男がその話をする数日前から、
長男と次男の部屋のある廊下をパタパタ走る
男の子の気配を私は感じていました。

「とうとう連れて来てしまったなぁ・・」と、
しばらく悩みましたが、その男の子からは悪い波長がなかったので、
おそらく一緒に遊びたいのだろうと思いました。

ただこの世の人間と、この世の人間ではないものが
遊んだりする事は決して良くありません。

なので、何日かお経あげ、男の子には還ってもらい、
長男にも厳しく説教しました。

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