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東京都練馬区光が丘にある夏の雲公園という場所が、
地元ではそこそこ有名な心霊スポットです。

どういったがあるかというと、以前公園の前の道路で
5歳の子供が車にひかれてしまい亡くなったらしく、
その子の霊が出るとの事でした。

昼間はたくさんの子供が遊んでいる雰囲気の良い公園なのですが、
この噂があったために深夜に近づくのは避けていました。

しかし僕が中学2年の時に、悪友に誘われて
朝までその夏の雲公園で過ごしてみようという事になってしまいました。

中学2年といえばそうそう幽霊など信じるような年齢でもなく、
どうせ何もないだろうとタカをくくっていました。

しかし深夜の夏の雲公園は昼間とはうってかわって不気味な雰囲気。
人通りもなく車もあまり通りません。

ですが、その集まりに参加したのは僕を含めた同級生4人。
いつも通りのバカ話をしていたら、恐怖心もかなり薄れて、
いつのまにか心霊うんぬんの事は忘れていました。

バカ話もひと段落して、同級生のAが
コンビニでジュースを買って来るといい、立ち上がりました。

Bも一緒に行く事になり、残ったのはCと僕。

急にシーンとなってしまった状況に、Cと「なんか喋ってようぜ。」
「静かにしてるとさすがに怖いな…」なんて言っていました。
と、その時です。

小さな男の子の声
「ボール飛んでっちゃった!」
と、叫び声のようなものが聞こえました。

ビク!!っとなったCと僕。
「なに今の…!?」「聞こえたよな!?」

どちらもはっきりと「ボール飛んでっちゃった」という男の声を聞きました。
AとBが戻ってきてその話をしたら、案の定ネタ扱いされました。

しかし後日、Aが同じ中学のある先輩から聞いた話を僕にしてきました。

夏の雲公園で僕らと同じようにその先輩も
深夜にたむろした事があったそうなのですが、
その時にも同じくその声とセリフが聞こえたそうです。

また、その中学2年の時から数年の間に
何度も同じ話を様々な人から聞きました。

よく死んだ人は死んだ事を理解せず、
死の瞬間を繰り返してしまうという話を聞きますが、
もしかしたらその男の子はいまでもずっと
その事故を繰り返してるのではないかと思ってしまいます。

道路へ飛んで行ったボールを追いかけて、
毎晩毎晩トラックにひかれ続けてるのではないでしょうか…

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