旧姫川病院:霊安室の叫びと血塗れの女性の霊

新潟県糸魚川市大野に位置する姫川病院跡は、1987年の開院から2007年の閉院まで地域医療を支えた病院だったが、負債22億円の経営破綻で廃墟化し、心霊スポットとして知られるようになった。4階建ての建物内でナースコールが突然鳴り響く音や、男性のうめき声が聞こえる現象が報告され、肝試し目的の不法侵入が相次ぐ。手術室や霊安室での影の目撃、ドアの叩く音、血塗れの女性の叫びが地元とSNSで語られ、住民の不安を煽る。この記事では、姫川病院跡の心霊現象を、閉院の経緯と目撃談から探る。

スポット概要

危険度 ★★★★☆(心霊現象の噂が強く、廃墟の崩落と不法侵入の物理的リスクが高い)
名称 姫川病院跡
所在地 新潟県糸魚川市大野
アクセス えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン糸魚川駅から車で約10分。廃墟のため無断侵入禁止、周辺は住宅街

姫川病院跡の心霊噂とは?

姫川病院跡は、閉院後の廃墟でナースコールが鳴り響く音や男性のうめき声が聞こえる心霊スポットとして知られる。手術室から血塗れの女性が「助けて」と叫ぶ姿や、霊安室の多数の影、ドアの叩く音、包帯を巻いた男性の霊が報告され、SNSの心霊動画で全国的に有名。肝試しによる不法侵入が騒音や不審火を引き起こし、住民の不安を増幅させる。地元では、患者の無念が建物に留まるとの口碑が広がっている。

歴史と背景

姫川病院は、1987年に医療生協の出資で開院した4階建ての総合病院で、糸魚川地域の医療を支え、外来患者数は1日300人を超えた。1階は外来・福祉用具展示、霊安室を備え、2-4階は病棟と手術室。地域の期待を集めたが、医師不足と診療報酬改定の影響で赤字が拡大、2007年に負債総額22億円で閉院。夜逃げのような状態で放置され、所有者の行方不明が解体を妨げ、18年以上廃墟化が続く。

閉院後、心霊スポットとして肝試し目的の侵入が増え、ガラス破壊や落書き、不審火(2021年)が発生。住民は騒音や治安悪化を訴え、市は法的に介入困難と回答。元区長の新井春雄氏は「切ない」と語り、区長の磯野健一氏は「解体してほしい」と陳情を続ける。こうした放置が、無念の霊の噂を助長し、手術室や霊安室の異常現象の舞台となった。

心霊現象と目撃談

姫川病院跡の心霊現象は、廃墟の各階で多岐にわたる。ナースコールが突然鳴り響く音が1-2階で報告され、男性のうめき声が手術室から漏れる。霊安室では多数の影が動き、血塗れの女性が「助けて」と叫びながら現れる姿が目撃される。ドアの叩く音や包帯男の霊も頻出で、ハイヒールの歩く音が病棟に響く。SNSでは、「廃墟の通路で白い人影が様子を伺うように現れ、消えた」との動画が拡散され、再生回数が急増。

地元口碑では、閉院時の患者の無念が霊安室に留まり、ナースコールで助けを求める。肝試し中の破壊行為が祟りを呼ぶとの解釈も。Xでは、「姫川病院でうめき声と影に遭遇、危険すぎる」との投稿が共有され、信憑性を高めている。

この投稿は、廃墟の荒廃と心霊現象の結びつきを示す。Xでは、似た「ナースコールの音」や「うめき声」の報告が散見され、恐怖の連鎖を強めている。

現地レポート

姫川病院跡に近づくと、糸魚川市大野の住宅街に4階建ての廃墟がひっそり佇む。昼間でも雑草が生い茂り、割れた窓ガラスと落書きの壁が荒廃を物語る。1階の外来エリアは埃だらけで、霊安室の扉が半開き。病棟の廊下は薄暗く、医療機器の残骸が不気味に散乱する。

夜間は街灯が少なく、風が窓を叩く音がドアの叩きに聞こえる。肝試し中の足音が反響し、孤立感が強い。訪問者の多くが、昼の廃墟の歴史に驚き、夜の静寂に現象の予感を感じる。住民の不安が、空気の重さを増す。

科学的・心理的考察

姫川病院跡の現象は、廃墟の物理的環境が影響する。ナースコールの音は、風や動物の動きが残存機器を触発した反響音。うめき声は、風の谷間うなりや廃墟の軋みが、閉院の知識で誤認される。影や人影は、埃のオーブや光の屈折による錯視で、血塗れの女性は暗示効果の産物だ。

肝試しの心理的プレッシャーが恐怖を増幅し、集団心理でSNSの動画が体験を共有。放置の孤立感がストレスを高め、霊安室の暗闇が視野外知覚を促す。全体として、環境と記憶の融合が現象の合理的な説明となる。

姫川病院跡での恐怖体験談

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訪れる際の注意点

姫川病院跡は私有廃墟で、無断侵入は不法行為。崩落やガラス片の危険があり、手袋、長靴、懐中電灯を準備。夜間の騒音は住民迷惑のため避け、グループ行動を徹底。緊急時は警察に連絡し、ゴミ放置や落書きを残さない。肝試しは推奨せず、遠巻き観察に留める。

周辺スポットと関連情報

  • 糸魚川総合病院: 閉院後の代替医療施設。姫川病院の歴史を共有するランドマーク。
  • 大野区: 病院周辺の住宅街。住民の不安が心霊噂を強調する。
  • 姫川病院跡地: 廃墟の全体像。解体待ちの放置が不気味さを増す。

結論と感想

姫川病院跡は、地域医療の栄光と廃墟の悲劇が交錯する場所だ。ナースコールの音やうめき声の噂が、建物の静寂に緊張感を添える。歴史の教訓を学ぶ価値はあるが、無断侵入のリスクを避け、住民の平穏を尊重したい。

姫川病院跡に関する心霊スポット情報まとめ

姫川病院跡は、1987年開院の病院が2007年閉院で廃墟化した心霊スポット。ナースコール、男性のうめき声、血塗れ女性の叫びが報告され、廃墟の反響音と錯視が要因。肝試しの不法侵入が問題化。日中の遠巻き観察を勧め、無断侵入や夜間訪問は避けるべきだ。