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三重県の国道165号線沿いに日生学園があります。
この周辺は青山峠という場所で、昔から自殺の名所だったりします。

特に津方面から伊賀名張へ抜けていく際に欄干が
赤い橋を通って峠へと向かう形になるのですが、ある夜のことです。

私はその日は津の親元に帰省していて、伊賀の自宅へと戻る帰り道でした。
日曜日で明日から仕事だったこともあり早く帰るつもりだったのですが、
親に引き止められたり実家の安楽さもあってついつい家を出るのが遅く、
青山峠を通ったのはちょうど午前0時くらいでした。

一人で深夜でのドライブ、
なんだか少し眠くなってきてまずいと思っていました。

車内の音楽に合わせて歌ったり、独り言を言ったりしていました。
ちょうどあの赤い橋を通る際、私は何故かこう独り言をいってしまっていました。
「まるで黄泉の国へ行くみたいだな」と。

独り言を言った直後はしまったと思いましたが、
気にするほうが怖いと思い、何事もなかったように運転を続けました。

まっすぐに走り、坂道を登ってトンネルを抜ければ峠が終わる、
という地点に来たときです。

ヒュルルル。クルマから不思議な、力の抜けるような音がします。
いや実際、クルマのスピードメーターの表示がどんどん下がっていきます。

40km,30km,20km/h・・・。おいおいマジかよ。という気分でした。
アクセルは踏みっぱなしです。

一瞬でもアクセルから足を放したら車が止まって
二度と動かなくなるのではないかという恐怖がありました。

ハザードランプを使いながら歩くほどの速度での超低速運転でした。
外は深夜の暗闇。動物の鳴き声やガサガサという物音が聞こえます。

ルームミラーは怖くて見れません。
もし後部座席に何かが座っていたら、もしリアガラスの向こう、
クルマの外側に何かがしがみついていたら。
そう思うととても見れたものじゃないです。

クルマは相変わらず頼りない音を出し続けていました。
1時間ほどで、いつもなら10分かからない坂道を越えました。

トンネルに入り、峠を過ぎたときにふっとクルマに力が戻りました。
スピードも40km/hは出ています。

でも怖くて、いつ止まってしまってもおかしくないと思いながら
ブレーキを極力使わないように走って自宅へと帰りました。

修理を依頼し、見てもらったところ、
なんとブレーキが壊れているとのことでした。

ブレーキが壊れて効かないのではなく、
常にブレーキがかかっているためにスピードが出なかったのではないか。
とのことでした。

ですが、そんな壊れ方って普通するものでしょうか??
やはり心霊スポットで不用意な発言はするべきではないと思った次第でした。

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