旅行先の古い宿で、夜中に背筋が凍えた瞬間があった。布団に入ってたけど、急に首筋に冷たい風が当たって、目が覚めた。窓は閉まってたのに、部屋の空気が重くて、息が詰まる感じがした。朝まで我慢したけど、気配が消えなかった。宿の人に話したら「古い建物だから」と軽く流されたけど、あれは現実じゃない。その感覚が頭から離れず、旅行が怖くなった。誰にも信じてもらえない恐怖が、心に深い傷を刻んだ。もうあの宿には泊まりたくない。