川沿いを散歩してたら水面から白い手が伸びてきた。夕方の静かな流れの中で誰もいないはずなのに手が現れて、息が詰まったような感覚。じっと見ると沈んで心臓が激しく鳴ったままだった。おかんに話したら「魚だろ」と流されたけど、そんな手じゃないって分かる。その後も散歩すると気配が漂うから、川沿いを避けて歩くようになった。頭からその手が離れないし、もうあの道は通りたくないと思う。