1968年に飛騨川バス転落事故が起きた
国道41号白川町近辺では、よくずぶ濡れの人達が
バス停で待っているという噂を父から聞いた。

乗鞍に向かう途中にバス数台が土砂崩れに巻き込まれて
そのまま川に転落して、遺体が上がらなかったとか。

今も、慰霊碑である天心白菊の塔付近では
成仏せずに家に帰りたくて
タクシーや車に乗せてほしいとさまよっているらしい。

学生時代にサークル仲間で乗鞍にスキーしに行ったときの帰りに
ヒッチハイカーなのか親指をあげている男女3人組がいた。

こんなところでヒッチハイク??
なんか怖いなーとか故障でJAF呼んだのはいいけど帰る足がないんじゃないの??
とか駅まで送ってあげようよ。と3人組のいる近くに止まった。

「駅までなら送ってくよ。」と「助かります。帰れなくて助かりました。
岐阜駅まで乗せてくれませんか?そこから国鉄で帰ります。」

帰り道だしいいですよ。と車に乗せてあげた。
この3人はなぜか服装が古臭いような感じがした。

流行は20年単位で巡ってくるしと深く考えないでいた。
多分、サークル仲間は言わないだけであの3人は何かおかしいという雰囲気はあった。

けど、そんなことは考えないようにした。
夜に岐阜駅についた「これで帰れるありがとうございました。ずいぶん変わったんですね。」と
車降りたらスゥーと3人が消えた。

3人が座っていた場所には冷たく湿っていた。
まさか、幽霊を乗せたの??

マジか!!とこのまま車走らせてたら事故るかもしれないと思い、
岐阜県に住んでいる友人宅に泊まらせてもらった。

そして友人のお父さんに起きたことを話したら、
昔乗鞍に向かうバスが土砂崩れに巻き込まれて川に転落した事故があった。

ともしかしたらその被害者の霊が帰りたくてヒッチハイクしたのではないかと。
あれからスキーにはいっていない。

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