ある大学の女子寮から近い所に必ず幽霊に出会うというトンネルがありました。そこの学生でオカルト好きの女子大生Aはその話を聞きつけて、同じ趣味の女子大生で友人でもあるBとCの2人とともに、そのトンネルへ肝試しに行くことにしました。

深夜だと、幽霊はともかく不良や変質者が怖いのでお昼過ぎに例の心霊スポットへ行きました。そのトンネルは、明治以前に掘られた、ノミと鎚で掘られた手掘りのトンネルで、街灯がなく、手掘りの採光口しかない古いトンネルだったので、日中に見ても暗く薄気味悪いトンネルでした。

そのトンネルでは、手をつないで走り抜けるとトンネルが出来る前の事故で死んだ幽霊に出会うという怪談があり、それを聞いていた3人は、怪談の通りに手をつないでトンネルを走り抜ける事にしました。やはり3人とも内心怖いと思っていたこともあり、思いっきりトンネルを走り抜けた後、息を切らしながら3人は言いました。

A、B、C「真ん中で良かった」

A「っていうか、幽霊出なかったね」

B「ちょっと拍子抜けだね」

C「そうだね」

余裕が出てきたこともあり、女子大生3人はAの持ってきたビデオカメラを携えて再びに3人でトンネルに入り、このまま1時間ほど手掘りのトンネルを探索しました。 ビデオカメラで撮影しても、結局幽霊らしきものは映りませんでした。

A「何も映らなかったねー。」

B「じゃあ、帰ろっか。ここから家が近いけど、うち来る?」

A「そうするよ。」

「え?いいの?」

B「いいよー。」

C「前から行ってみたかったんだ」

「じゃあ行くー。」

3人の女子大生は、急いでトンネルを後にしました。